国内女子ツアーのマスターズGCレディースは24日、兵庫・マスターズGCで第2ラウンドの競技を終了。この日2イーグルを含む7アンダー65と爆発した福嶋晃子が通算9アンダーとし、単独首位に浮上。1打差の2位に諸見里しのぶ、通算6アンダー3位タイに馬場ゆかり、イム・ウナ（韓）が続いている。

　国内ツアー通算23勝の実力者・福嶋が魅せた。トップに3打差の7位タイでスタートした福嶋は、前半を2バーディで折り返すと、後半12番パー5からの4ホールで、2イーグル、2バーディと6つスコアを伸ばす快進撃。17番で第2ラウンド初のボギーを叩いたが、それでも7アンダー65は前日首位の諸見里を逆転するビッグスコアとなった。

　10代、20代前半の若手が台頭する女子ツアーの中で奮闘する36歳・ベテランの福嶋。今季は勝利がなく、賞金ランキングも17位に甘んじているが、この日のラウンドは大きな自信となったはず。最終ラウンドも、持ち味の飛距離を生かしたプレーで他を振り切れるか？　注目したい。

　他、福嶋に4打差の通算5アンダー5位タイに有村智恵、三塚優子の2人。米ツアーからスポット参戦中のステーシー・ルイス（米）は通算4アンダー7位タイにつけているが、ポーラ・クリーマー（米）は通算4オーバー46位タイに低迷している。また、現在賞金ランク首位の諸見里と女王の座を争う横峯さくらは、好位置2位からのスタートだったが、上位陣で唯一スコアを伸ばせず、通算3アンダー11位タイへ後退している。