06年に2勝を挙げて以来、国内ツアーの優勝から遠ざかっている宮里藍が、久々の勝利に向け東北高校の後輩らと激突する。

　宮里が出場するのは群馬県桐生市の赤城CCを舞台に9日開幕するSANKYOレディースオープン。前週の日本女子オープンでは決勝ラウンドでスコアを伸ばし、最後は底力を発揮し3位に食い込んだが、本人は「やるべきことはやったけれど、初日の出遅れが響いた」と心残りを打ち明ける。SANKYOレディースは3日間トーナメントなだけに、最初からエンジン全開で飛ばさないと念願の勝利には手が届かない。有村智恵、原江里菜の後輩2人と同組で対戦する初日、スタートダッシュに成功出来るかどうかが、勝敗の鍵を握ることになりそうだ。

　その他、帰国組の上田桃子は横峯さくらと同組で凌ぎを削り、ディフェンディング・チャンピオンの若林舞衣子は来季米女子ツアー挑戦を表明している三塚優子らとのペアリング。その他、前週メジャー初制覇を果たした宋ボベ（韓）、賞金女王の座を狙う諸見里しのぶ、開催コース所属で昨年2位タイに入っている茂木浩美ら、実力者が勢揃いする今大会。台風一過の上州で最後に笑うのは果たして誰だ？