国内女子ツアーのマンシングウェアレディース東海クラシック（愛知・南愛知CC美浜C）は20日、最終ラウンドの競技を行った。通算13アンダー単独首位でスタートした横峯さくらが4アンダー68で回り通算17アンダー。単独2位の不動裕理を1打差で振り切り、6月のニチレイPGMレディス以来となる今季4勝目を飾った。

　横峯が再び賞金女王争いを活性化させた。出だしの1番でバーディと幸先の良いスタートを切ると、3番から連続バーディ。8番でもスコアを1つ伸ばし、4アンダーでハーフターンした。後半は11番でバーディを奪った後、15番でティーショットを曲げてボギー。だが、その後はパープレーで切り抜け、通算17アンダーで通算13勝目を挙げた。3年連続で獲得賞金1億円を超え、生涯賞金は5億円を突破している。

　賞金女王獲りを公言して臨んだ今季、横峯は序盤に3勝をマーク。だが、09年6勝の諸見里しのぶに賞金ランクトップの座を奪われていた。第2ラウンド終了後に「今は全く考えないようになったことで、それが逆に良い方向に向かっています」と語り、切り替えていた気持ちが功を奏した。今回の勝ち星で諸見里との差を約3,000万円に縮め、同ランク2位に浮上。今後も同様の気持ちで白星を重ね、初のビッグタイトル奪取なるか注目が集まる。

　その他、若林舞衣子が通算14アンダー単独3位、有村智恵と青山加織が通算13アンダー4位タイに入った。原江里菜、全美貞と李知姫の韓国勢2人が通算9アンダー7位タイ、08年女王の古閑美保が通算8アンダー10位タイ。諸見里は最終日2オーバー74とスコアを落とし、通算1アンダー35位タイで大会を終えた。