国内女子ツアーの富士通レディースは15日、千葉県の東急セブンハンドレッドクラブを舞台に第1ラウンドの競技を終了。今季の賞金ランクトップを独走するアン・ソンジュ（韓）が7アンダー65で単独首位に立つ中、有村智恵が6バーディ、ノーボギーの6アンダー66をマークし、宋ボベ（韓）と共に2位タイで首位を追走している。

　有村は1番パー5で幸先良くバーディ発進。さらに6番、7番を連続バーディとして前半だけでスコアを3つ伸ばす。ハーフターン直後の10番から再び連続バーディを奪い一気に首位争いに加わると、16番パー5でこの日6つ目のバーディ奪取。先に6アンダー66の首位でホールアウトしていた宋ボベに並び、初日のプレーを終えた。その後、バックナインで6バーディの猛攻を見せたアン・ソンジュに抜かれはしたが、1打差の2位タイと好スタートとなった。

　また、今大会の第1ラウンドではアマチュア選手が健闘。17歳の野村敏京（ソウル明知高）が5アンダー67で4位タイ、17歳の青木瀬令奈（群馬・前橋商業高）が4アンダー68で9位タイと上位発進を見せた。さらに、今年7月に行われた下部ツアーのANAプリンセスカップで優勝した14歳の高橋恵（長野・佐久長聖中）も4アンダー68で9位タイにつけている。

　その他、昨季賞金女王の横峯さくらは4バーディ、1ボギーの3アンダー69で回り14位タイ。ディフェンディング・チャンピオンのニッキー・キャンベル（豪）は2アンダー70で21位タイとなっている。