国内女子ツアーは12日、高知県の土佐カントリークラブを舞台にヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディスカップを開幕。昨季賞金女王に輝いた横峯さくらが第1ラウンドを3バーディ、1ボギーの2アンダー70で回り、5アンダー67でトーナメントをリードした森田理香子に3打差の6位タイ発進を切った。

　トップの森田と1打差の2位タイに中田美枝と門川恭子の2人が続き、昨季ギリギリのところでシード権を獲得した美系プロの宅島美香がウェイ・ユンジェ（台）と並び2打差の4位タイにつけている。

　安定したゴルフで絶好のポジションを確保した横峯は、会場となる高知の明徳義塾高出身。強風が吹き荒れることで有名な難コース土佐カントリークラブは、過去2位、6位タイと好成績を残している慣れ親しんだ“庭”。恩師や友人の前で最高の結果を残そうと、本人も静かなる闘志を燃やしている。果たして女王・横峯は、詰めかけた大応援団の声援を力に変え2010年シーズン初白星を頂戴できるか？　注目したい。

　その他、不動裕理がイーブンパー72でラウンドし、前週優勝のアン・ソンジュ（韓）、若林舞衣子らと同じ18位タイ。渡米前に「（国内で）優勝争いしたい」と語っていた上田桃子は、諸見里しのぶ、古閑美保らと同じ1オーバー73の30位タイと出遅れた。注目の竹村真琴は8オーバー80で99位タイ、ホステスプロの原江里菜に至っては、11オーバー83の大叩きで最下位の108位に沈んでいる。