開幕戦を制した韓国勢の勢いを止めようと、日本勢が総力を上げて迎え撃つ。

　国内女子ツアーの今季第2戦ヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディスカップは12日、高知県の土佐カントリークラブを舞台に開幕。前週の開幕戦で3週連続優勝を逃した宮里藍は米女子ツアーに備えて出場しないが、昨季賞金女王の横峯さくら、同2位の諸見里しのぶ、同3位有村智恵らツアーの主力選手は揃って参戦する。

　そんな中、関係者の熱い視線を浴びているのが、ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメントで圧勝したツアールーキーのアン・ソンジュ（韓）だ。今年は米女子ツアーのトーナメント減少に伴い日本を主戦場にする韓国人選手が増えたりと、その存在感が大きくクローズアップされているが、それを象徴するような開幕戦の結果に日本のトッププレーヤーは揃って「簡単に勝たせてはいけなかった」と唇をかんだ。

　そんな事情もあって名門・土佐カントリークラブで行われるツアー2戦目は、日韓お互いの意地とプライドをかけて対決する。横峯は明徳義塾高出身とあって、舞台となる高知は第二の故郷。恩師や友人の前で白星を飾ろうと、いつも以上に気合を入れて乗り込んでいる。

　また、開幕戦2位タイと好調の諸見里と有村に加え、今季は日米両ツアーで結果を出すと宣言した上田桃子も参戦。08年賞金女王の古閑美保、永久シードの不動裕理、ディフェンディング・チャンピオンの上原彩子らが入り乱れ、韓国勢を迎え撃つ。