44年ぶりに米女子ツアー開幕2連勝を飾った宮里藍が、5日から行われる国内女子ツアー開幕戦ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント（沖縄・琉球ゴルフ倶楽部）に凱旋出場する。

　タイで行われたホンダPTT LPGAタイランドとシンガポールで開催されたHSBC女子チャンピオンズで白星を挙げた宮里。賞金ランキング首位なのはもちろんのこと、ロレックスランキング（女子世界ランキング）でもロレーナ・オチョア（メキシコ）、申智愛（韓）に続く3位に浮上し、2010年は大きな飛躍が予想されている。

　そんな中で戻って来た故郷・沖縄。コーチである父の優氏を始めとする家族だけでなく、実家のある東村からも大挙して応援団が会場に乗り込んでくる。世界に羽ばたいた地元の星『藍』の姿は、誰よりも輝いて見えるに違いない。

　だが、意気込んで開幕戦に臨むのは宮里だけではない。HSBC女子チャンピオンズで同じく最終組で回り目の前で優勝の瞬間を見せ付けられた上田桃子や、09年国内ツアー賞金女王の横峯さくら、宮里と同じ沖縄出身で昨年賞金女王を逃した諸見里しのぶなども、もちろん優勝の二文字を狙っている。戦国時代が続く国内女子ツアー。今年も間もなく熱戦の火ぶたが切って落とされる。