海外女子
藍、無念3位タイ! 優勝はC.マシュー
2009年8月3日(月)午後1:35
宮里藍が挑んだメジャー初優勝は、あと一歩のところで手が届かなかった。
米女子ツアーのメジャー今季最終戦、全英リコー女子オープン(英、ランカシャー、ロイヤル・リザム&セント・アンズGC)は現地時間2日、最終ラウンドの競技を行った。首位のカトリオーナ・マシュー(スコットランド)に4打差の通算イーブンパー3位タイでスタートした宮里(藍)は、日に日に難しさを増すコースで我慢のゴルフを展開。13番を終えた段階で3バーディ、2ボギーと1つスコアを伸ばし、10番までに3ボギーと崩れかかったマシューと通算1アンダー首位タイで並んだ。
14番ボギーの後、15番のバーディで獲り返したが、最終組のマシューが13番から3連続バーディ。宮里(藍)は一気に3打差と引き離された。それでも、重圧のかかるメジャーの最終日バックナインは何が起こるか分からない。少しでもマシューを苦しめようと17番パー4に臨んだが、ティーショットを右のバンカーに入れた。出すだけのつもりの第2打は飛びすぎてラフにつかまり、ボールのある場所はそれほどでもないが、すぐ後ろには長いラフが生え、バックスイングが引っかかる難しいライ。フェアウェイに出すのがやっとで、結局4オン2パットのダブルボギー。通算1オーバーに後退し、メジャー初Vのかかるマシューを楽にさせた。
気持ちを切り替えて18番はパーで切り抜け、この日1オーバー73で結局通算1オーバー3位タイ。77年全米女子プロで優勝した樋口久子以来となる日本人のメジャータイトル獲得と、エビアン・マスターズに続く2週連続勝利は達成できなかった。
ホールアウト後は吹っ切れたような表情で「すごく良いゴルフができましたけど、17番のダブルボギーは痛い。良い緊張感と自信を感じながらプレーできました。メジャーでの戦い方、気持ちが少しずつ(優勝に)近づいてきていると思います。一番大きいのはミスを引きずらず、気持ちをコントロールできるようになったことです」と語り、近い将来のビッグタイトルを自ら予言した宮里(藍)。日本のエースとして米ツアー4年目を迎え、初優勝も果たした今、メジャー制覇が現実になる日も近そうだ。
一方、1オーバー73で回り、通算3アンダーで勝ったマシューは5月に第2子を出産。39歳でのメジャー初優勝に「何も言えない。正直、今日は良いプレーができなかったけど、13番、14番の勝負どころで大事なパットが入ってくれて助かった。産休後、復活がイメージできなかったのに、優勝できるなんてまだ信じられない」と満面の笑み。20代前半の若い選手が目立つ中、ベテランの技と忍耐でビッグタイトルを勝ち取った。
その他上位は、この日4アンダー68のベストスコアをマークしたカリー・ウェブ(豪)が、通算イーブンパー単独2位。最後まで宮里(藍)と共にマシューを追いかけたポーラ・クリーマー(米)は最終18番でダブルボギーを叩き、通算1オーバー3位タイに終わった。
日本勢は大会初出場の宮里美香がこの日3つスコアを落としながらも、通算4オーバー11位タイと健闘。諸見里しのぶが通算8オーバー25位タイ、不動裕理と三塚優子が通算11オーバー33位タイ、上田桃子は通算16オーバー55位タイでコースを後にした。
米女子ツアーのメジャー今季最終戦、全英リコー女子オープン(英、ランカシャー、ロイヤル・リザム&セント・アンズGC)は現地時間2日、最終ラウンドの競技を行った。首位のカトリオーナ・マシュー(スコットランド)に4打差の通算イーブンパー3位タイでスタートした宮里(藍)は、日に日に難しさを増すコースで我慢のゴルフを展開。13番を終えた段階で3バーディ、2ボギーと1つスコアを伸ばし、10番までに3ボギーと崩れかかったマシューと通算1アンダー首位タイで並んだ。
14番ボギーの後、15番のバーディで獲り返したが、最終組のマシューが13番から3連続バーディ。宮里(藍)は一気に3打差と引き離された。それでも、重圧のかかるメジャーの最終日バックナインは何が起こるか分からない。少しでもマシューを苦しめようと17番パー4に臨んだが、ティーショットを右のバンカーに入れた。出すだけのつもりの第2打は飛びすぎてラフにつかまり、ボールのある場所はそれほどでもないが、すぐ後ろには長いラフが生え、バックスイングが引っかかる難しいライ。フェアウェイに出すのがやっとで、結局4オン2パットのダブルボギー。通算1オーバーに後退し、メジャー初Vのかかるマシューを楽にさせた。
気持ちを切り替えて18番はパーで切り抜け、この日1オーバー73で結局通算1オーバー3位タイ。77年全米女子プロで優勝した樋口久子以来となる日本人のメジャータイトル獲得と、エビアン・マスターズに続く2週連続勝利は達成できなかった。
ホールアウト後は吹っ切れたような表情で「すごく良いゴルフができましたけど、17番のダブルボギーは痛い。良い緊張感と自信を感じながらプレーできました。メジャーでの戦い方、気持ちが少しずつ(優勝に)近づいてきていると思います。一番大きいのはミスを引きずらず、気持ちをコントロールできるようになったことです」と語り、近い将来のビッグタイトルを自ら予言した宮里(藍)。日本のエースとして米ツアー4年目を迎え、初優勝も果たした今、メジャー制覇が現実になる日も近そうだ。
一方、1オーバー73で回り、通算3アンダーで勝ったマシューは5月に第2子を出産。39歳でのメジャー初優勝に「何も言えない。正直、今日は良いプレーができなかったけど、13番、14番の勝負どころで大事なパットが入ってくれて助かった。産休後、復活がイメージできなかったのに、優勝できるなんてまだ信じられない」と満面の笑み。20代前半の若い選手が目立つ中、ベテランの技と忍耐でビッグタイトルを勝ち取った。
その他上位は、この日4アンダー68のベストスコアをマークしたカリー・ウェブ(豪)が、通算イーブンパー単独2位。最後まで宮里(藍)と共にマシューを追いかけたポーラ・クリーマー(米)は最終18番でダブルボギーを叩き、通算1オーバー3位タイに終わった。
日本勢は大会初出場の宮里美香がこの日3つスコアを落としながらも、通算4オーバー11位タイと健闘。諸見里しのぶが通算8オーバー25位タイ、不動裕理と三塚優子が通算11オーバー33位タイ、上田桃子は通算16オーバー55位タイでコースを後にした。