野村19位タイ リュウが大会記録の通算23アンダーで優勝
2014年8月25日(月)午前9:18
米女子ツアーのカナディアン・パシフィック女子オープンは現地時間24日、カナダのロンドン・ハント&CCを舞台に最終ラウンドを行い、初日からトップに立っているリュウ・ソヨン(韓)が3アンダー69で回り、通算23アンダーで優勝した。日本勢では、野村敏京が通算8アンダーで19位タイにつけたのが最高だった。
4打差トップで出たリュウは、3番、4番でバーディを奪うと、7番、9番もバーディとしこのまま独走態勢に入るかと思われた。しかし、10番と15番をボギーとし、2位のチェ・ナヨン(韓)と1打差に。お尻に火がついたが、直後の16番でバーディ奪取に成功すると、そのまま逃げ切り2年ぶりのツアー通算3勝目をマークした。
通算23アンダーは、大会最少スコアを5打更新する新記録。ツアー最少スコアの通算27アンダーには届かなかったが、歴史に残るプレーとなった。
日本勢は、チャージが期待された野村が3バーディ、2ボギーの1アンダー71で回り通算8アンダーで19位タイ。宮里藍との初ラウンドが決まり、前日から楽しみにしていたようだが、この日はフェアウェイキープ率50%とショットが定まらず苦戦した。その宮里は、出だしの1番でボギーを叩くと、ショットに苦戦し大乱調。この日は、2バーディ、6ボギー、1ダブルボギーの6オーバー78と崩れ、通算1アンダー55位タイまで後退した。
また、前日今季ベストタイの67をマークした有村智恵は、4バーディ、4ボギーのイーブンパー72でラウンド。チャージをかけることができず通算6アンダー29位タイで4日間の競技を終えた。上原彩子は、3オーバー75で回り通算1オーバー74位タイだった。
単独2位は、リュウを苦しめたチェが入り通算21アンダー。ウェグマンズLPGA選手権を制したばかりのインビー・パーク(韓)が、4アンダー68をマークし通算18アンダーで単独3位に食い込んだ。また、前日自己ベストの9アンダー63と爆発したアザハラ・ムニョス(スペイン)が通算17アンダーで4位タイにつけた。大会3連覇を目指したリディア・コ(ニュージーランド)は、4オーバー76とスコアを落とし、通算1アンダーで55位タイに終わっている。