有村が「67」で23位タイ急浮上、リュウが首位キープ
2014年8月24日(日)午前9:42
米女子ツアーのカナディアン・パシフィック女子オープンは現地時間23日、カナダのロンドン・ハント&CCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。初日からトップを走るリュウ・ソヨン(韓)が通算20アンダーまでスコアを伸ばし単独首位をキープした。日本勢では、宮里藍と野村敏京がともにイーブンパー72で回り通算7アンダーで16位タイ。また、有村智恵が5アンダー67をマークし通算6アンダーで前日の70位タイから23位タイに浮上している。上原彩子は通算2アンダー60位タイ。
リュウの勢いが止まらない。通算15アンダーでスタートしたこの日は3番で今大会初のボギーを叩いたが、6番でバーディを奪いギアを入れ直すと6バーディ、1ボギーの5アンダー67を記録し、通算20アンダーで後続に4打差をつけた。大会最少スコアは通算18アンダー。リュウはこの記録を3日目にして既に上回っており、最終日は優勝よりもどこまで伸ばすかに焦点が絞られそうだ。
ともに11位タイから出た藍と野村はそれぞれチャージが期待されたが、それぞれイーブンパーで3日目を終えた。藍は2番パー3でチップインバーディを決め幸先良くスタートしたが、直後の3番でボギーを叩くとそこからはパットに苦しんだ。この日は3バーディ、3ボギーのイーブンパー72でホールアウト。「(ラインの)読みが難しかった」と振り返った。
一方の野村は13番まで3アンダーで回っていたが14番でダブルボギー。18番もボギーとしてしまいこの日の貯金を吐き出した。5アンダーを目指したラウンドだったが、結局は、4バーディ、2ボギー、1ダブルボギーでイーブンパー72。通算7アンダーとし藍と同じ16位タイで最終日を迎えることとなった。しかし、ホールアウト後は「今日は9アンダーを出した選手(アザハラ・ムニョス/スペイン)がいるし、明日は10アンダー(を出す)!」と笑顔を見せていた。
そんな中、好プレーを見せたのが有村だ。3番でボギーを叩いたが、8番、9番と連続バーディ。折り返した11番でバーディを決めると14番からは3連続バーディと快調に飛ばし、5アンダー67と今季ベストタイのスコアをマークした。久々の好スコアに「やっと自分のゴルフっぽくなってきた。自信になりました」と納得の表情を見せていた。
その他上位は、ムニョスとチェ・ナヨン(韓)が通算16アンダー2位タイ。ウェグマンズLPGA選手権を制したばかりのインビー・パーク(韓)が7アンダー65とまくり通算14アンダーで単独4位につけた。大会3連覇を目指すリディア・コ(ニュージーランド)は通算5アンダーで33位タイと足踏みしている。