C.ヘドバル初V王手! 連覇狙うL.コ1差2位タイ、美香20位タイ
2013年8月25日(日)午前9:45
前週の欧米チーム対抗戦ソルハイムカップで史上初の5戦負けなし記録を打ち立てチームを勝利に導いた若きヨーロッパのエース、キャロライン・ヘドバル(スウェーデン)が米女子ツアー初Vに王手をかけた。
同ツアーのCNカナディアン女子オープンは現地時間24日、カナダのロイヤル・メイフェアGCを舞台に第3ラウンドの競技を行い、首位に4打差の12位タイからスタートしたヘドバルが7バーディ、1ボギーの6アンダー64をマーク。ただひとり二桁アンダー(通算10アンダー)までスコアを伸ばし、2位に並ぶディフェンディング・チャンピオンのリディア・コ(ニュージーランド)とスーザン・ピーターセン(ノルウェー)に1打差をつけトーナメントをリードした。
まさかの展開だった。前日首位タイに立ったロレックスランキング(女子世界ランキング)1位のインビ?・パーク(韓)がボギー3つ、ダブルボギー1つ(1バーディ)を叩いて4つスコアを落としリーダーボードを15位タイまで急降下。やはりトップタイからスタートしたクリスティー・カー(米)に至っては17番でトリプルボギー、18番でダブルボギーを叩いて5オーバー75と崩れ、通算3アンダー20位タイまで順位を下げた。
強豪がスコアを崩す中、“スウェーディッシュ・バイキング”の愛称で今、ノリに乗っている24歳のヘドバルが一気にトップに躍り出ると「明日が楽しみ。先週のソルハイムカップでの勝利が私にエネルギーと自信を与えてくれた。ヨーロッパでの優勝経験を活かして明日はアメリカでの初勝利をものにしたい」と強気なセリフが口をつく。16歳になったリディア・コと新鋭ヘドバルとの優勝争いは手に汗握る好勝負になりそうな雰囲気が漂っている。
日本勢は宮里美香が2バーディ、2ボギーのイーブンパー70で回り通算3アンダーで変わらず。前日の19位タイから1ランクダウンの20位タイにつけた他、この日1つスコアを落とした宮里藍が通算1アンダー29位タイ。上田桃子は2日連続2オーバー72を叩き、通算3オーバー54位タイにとどまった。
尚、有村智恵はすでに予選で姿を消している。