海外男子

メジャー3連勝目指すJ.スピース、2打差8位タイ発進に「良いスタートが切れた」　単独首位はDジョンソン

2015年7月17日（金）午前6:57

（写真提供:Getty Images）

　米男子ツアーの今季メジャー第3戦、全英オープンゴルフ選手権が現地時間16日、スコットランドのセントアンドリュース・オールドコースを舞台に第1ラウンドの競技を終了。ダスティン・ジョンソン（米）が7アンダー65で単独首位に立ち、メジャー3連勝を狙うジョーダン・スピース（米）は5アンダー67で8位タイとなった。

　メジャー初戦からの3連勝という史上2人目の偉業達成を目指すスピースは、出だし1番から連続バーディを奪うと、その後の5番からも3連続バーディをマークし、前半をノーボギーの5アンダーで折り返す。迎えた後半は2バーディ、2ボギーの足踏みとなったものの、7バーディ、2ボギーのラウンドで初日を終え、トップと2打差の好位置で2日目を迎えることとなった。

　競技を終えたスピースは「とてもうれしい。良いスタートが切れた」とこの日を総括しながら、伸び悩んだバックナインについては「なんとかこらえようと思ってプレーした。バックナインでのイーブンパーは良いスコア」とコメント。「（メジャー3連勝について）まったく意識することはなかったし、残りの3日間もそうだと思う」と話すなど、ベン・ホーガン（米）以来の快挙達成に向けて気負いのない様子を見せている。

　前月の全米オープンで惜しくもスピースに敗れたジョンソンは、立ち上がり2番から立て続けに2バーディを重ね、5番パー5では会心のイーグルを奪取。以降最後までスコアを落とすことなく3バーディを上積みし、5バーディ、1イーグル、ノーボギーと隙のないプレーで最高のスタートを切った。

　ジョンソンは競技後「このコースは大好き。そのことが良い方向に働いたんだと思う。とても喜ばしいことだ」とコメント。最終日の最終ホールで3パットを叩き、スピースにメジャー2連勝を許した悔しさを今大会で晴らせるだろうか。

　トップと1打差の2位タイにはザック・ジョンソン（米）、ジェイソン・デイ（豪）、レティーフ・グーセン（南ア）ら6人が並び、さらに1打差の8位タイにはスピース、ケビン・ナ（米）ら5人が続く。

　元世界ランキングNo.1のルーク・ドナルド（英）は4アンダー68で13位タイ。2013年王者のフィル・ミケルソンは5バーディ、3ボギーの2アンダー70でアダム・スコット（豪）らと並ぶ24位タイとなった。ジャスティン・ローズ（英）は1アンダー71で41位タイにつけた。

　そのほか、前週に欧州ツアー初勝利を挙げたリッキー・ファウラー（米）はイーブンパー72で64位タイ。世界ランク7位のヘンリック・ステンソン（スウェーデン）は1オーバー73で87位タイ。スランプ脱出を目指すタイガー・ウッズ（米）は4オーバー76のラウンドで、今大会5度の優勝を誇るトム・ワトソン（米）とともに139位タイに沈んでいる。

メジャー特別番組「LIVE FROM 全英オープン」7/14（火）より連日放送

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