松山、世界の強豪とガチンコ勝負! 1回戦はM.カイマーと激突
2014年2月19日(水)午前11:37
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松山英樹が、世界の強豪とマッチプレーで激突する。
世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズのWGC-アクセンチュア・マッチプレー選手権が現地時間19日、アリゾナ州のザ・ゴルフクラブ at ダブマウンテンを舞台に開幕。同大会は、賞金総額900万ドル(約9億円)のビッグイベントだ。世界ランキング上位64名の選手がマッチプレーで頂点を決める。
大会初出場の松山は、今季2試合でトップ5入りしており、現在フェデックスポイントランキング26位。399ポイントを獲得しているが、今大会はWGCとあってポイント配分が高く、勝てば550ポイントを得ることが出来る。その一方で、様々な事情から世界ランクNo.1のタイガー・ウッズ(米)、同No.2のアダム・スコット(豪)、同No.4のフィル・ミケルソン(米)といった上位陣が出場しておらず、金星を挙げるにはビッグチャンスでもある。
1回戦の相手は、全米プロゴルフ選手権優勝の経験があり、世界の頂点に立ったこともあるマーティン・カイマー(独)だ。29歳とまだまだ若いが、欧州、米国で経験を積み、実績もあるカイマー相手に松山の力がどれだけ通用するのか、注目して見守りたい。
出場64選手の世界ランクをもとに4つのブラケット(組)が決まるため、欠場者を除いた上位4人がそれぞれのトップシードとなる。ヘンリック・ステンソン(スウェーデン/世界ランクNo.3)、ジャスティン・ローズ(英/同No.5)、ザック・ジョンソン(米/同No.6)、ローリー・マキロイ(北アイルランド/同No.7)がその4人。これに各ブラケットの最下位の選手が当たるのが1回戦だ。
大会14年の歴史の中で、トップシードの選手が最下位の選手に1回戦で敗れたことは4回ある。そのうちの1回が昨年のマキロイだが、今年のトップシード選手、ステンソンはこの話をあっさりと笑い飛ばした。「自分がトップシードだろうと、50位だろうと関係ないよ。いかにプレーして、すべてが上手くいくようにするかだけだからね」と、キラデク・アフィバーンラト(タイ)との1回戦に不安は微塵もない。
昨年は、タイガー・ウッズ(米)を最後に逆転してフェデックスカップの年間王者となり、欧州ツアーの賞金王にも輝いている。その自信をもとにメジャー優勝を狙う2014年、まずはここでライバルたちに差をつけることは出来るか。