野村40位タイで最終日へ B.リンシコムが首位キープ
2014年8月17日(日)午前9:17
米女子ツアーの今季メジャー第4戦 ウェグマンズLPGA選手権は現地時間16日、ニューヨーク州のモンローGCを舞台に第3ラウンドの競技を行い、首位で出たブリタニー・リンシコム(米)が通算10アンダーまでスコアを伸ばしトップをキープした。3名が予選を突破した日本勢は、野村敏京が通算1オーバーで40位タイ、有村智恵が通算3オーバー54位タイ、上原彩子が通算4オーバー59位タイにつけている。
2度目のメジャー制覇を目指すリンシコムが首位を守った。5番でボギーが先行したが、7番、9番をバーディとしハーフターン。後半はイーブンパーで回り、この日は4バーディ、3ボギーの1アンダー71でプレーした。平均飛距離277.5ヤードのティーショットは14ホール中11ホールでフェアウェイをキープ。18ホール中15ホールでパーオンするなどショットは好調だ。最終日もこのリズムを維持出来れば2009年クラフト・ナビスコ選手権以来となるメジャー2勝目に手が届きそうだ。
上位進出が期待された日本勢は、野村が4バーディ、4ボギーのイーブンパー72。この日も平均飛距離276ヤードとティーショットで優位に立ったがスコアを伸ばすことは出来ず、40位タイと4つ順位を上げるにとどまった。しかし最終ラウンドに向けては「攻めるゴルフをしてパー5では2オンを狙ってバーディを獲りたい」と攻撃ゴルフを宣言。猛チャージを誓っていた。
アウトから出た有村は10番までパープレーを続けていたものの、そこからはボギーが先行。最終18番でバーディを奪ったが、1オーバー73とスコアを1つ落とした。不振のパットについては「グリーンの傾斜がきつく、また硬くなってきているので簡単には入らない。10メートル前後のパットが1回でも入ればリズムをつかめると思う」と話していた。また上原は2バーディ、4ボギーの2オーバー74で通算4オーバー59位タイと順位を落とし「(第3ラウンドは)ピンポジションが難しかった」と振り返った。
上位は通算9アンダー2位タイに連覇を狙うインビー・パーク(韓)とスーザン・ピーターセン(ノルウェー)が続き、通算7アンダー単独4位にイ・ミリム(韓)。ロレックスランキング(女子世界ランキング)No.2のリディア・コ(ニュージーランド)が通算6アンダーでミーナ・リー(韓)らと共に5位タイにつけている。この日2位タイでスタートしたレクシー・トンプソン(米)は、2バーディ、4ボギーの2オーバー74とスコアを崩し、通算4アンダー11位タイに後退した。