レッスン
谷原秀人「パッティングで最も大事なのは距離感。ロングパットを何度も繰り返し、距離感をつかめば3パットはなくなる」
2025年11月14日(金)午前11:52

今回は、試合前などに行うパッティング練習についてお話したいと思います。
私が、パッティングで最も重視しているのは“距離感”です。距離感さえ合っていれば、長い距離でもカップにボールを近づけることができ、3パットを防ぐことができるからです。
そこで、試合前の練習では、まず10m前後のところから目標を狙ってボールを打ちます。最初は、グリーンのスピードを自分なりにイメージ。また、グリーンの傾斜なども考えて、「どのぐらいのスピードでボールが転がせば、カップの近くに止まるか」ということを予測しながら打ちます。
1球打つと、ボールの止まったところによって、「強過ぎたか」「弱過ぎた」かが分かります。そのことを頭に入れて次のボールを打ちます。
この方法で、自分のイメージとグリーンの速さをすり合わせ、最終的に距離感を合わせていきます。
このすり合わせは、1球や2球ではなく、何度も繰り返します。また、一方向からだけではなく、逆方向からも行います。最初に上りと下りのラインを見つけ、それを何度も往復する感じでやっています。
基本的にこの練習をするときは、ロングパットが中心。自分の中でほぼ誤差がなくなるまでやり続けます。
ロングパットでのすり合わせが終わったら短い距離のパッティングもしますが、普段はロングパット練習が9割で、ショートパットが1割。ロングパットの距離感が合っていれば、ショートパットも自然と入るようになるからです。
アマチュアゴルファーの場合も、3パットが原因でスコアを崩しているケースが多いはず。しっかりスコアをまとめるためにも、またベストスコアを更新するためにも、その日のグリーンの距離感をしっかり掴んでからラウンドに挑むようにしましょう。
★CS放送ゴルフネットワーク「SHOWDOWN 谷原秀人vs阿久津未来也」より(放送・見逃し配信中)
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