野村、上原、有村が予選突破 藍&美香は無念…
2014年8月16日(土)午前9:14
米女子ツアーの今季メジャー第4戦 ウェグマンズLPGA選手権は現地時間15日、ニューヨーク州のモンローGCを舞台に第2ラウンドの競技を終了。3位タイでスタートしたブリタニー・リンシコム(米)が4アンダー68で回り通算9アンダーで単独トップに立った。日本勢は野村敏京、上原彩子、有村智恵が予選を突破した一方で、宮里藍と宮里美香は予選で姿を消している。
ツアー通算5勝を誇るリンシコムが2度目のメジャー制覇に向け絶好の位置につけた。この日は出だしの1番でボギーを叩いたものの、5番でバーディを奪うと9番、12番でもバーディ。さらに14番パー5ではイーグル奪取に成功し4つスコアを伸ばした。
リンシコムは2007年からは4回連続でソルハイムカップの米国代表に選出され、2009年にはクラフト・ナビスコ選手権でメジャー初制覇。アメリカを代表するプレーヤーに成長したが、今季は10位タイ(エアバスLPGAクラシック)が最高成績で賞金ランキングも40位とやや不満が残る。このまま快調なプレーを続けて5年ぶりのメジャーVを目指したい。
常駐組5人が出場した日本勢は、前週マイヤーLPGAクラシックで自己最高の単独4位に入った野村が、5バーディ、5ボギーのイーブンパー72で通算1オーバーとし、前日の68位タイから44位タイに浮上。上原は2オーバー74、有村は3オーバー75をスコアを崩したが、それぞれ通算2オーバー54位タイで予選を通過した。
しかし、美香と藍の“ダブル宮里”はそろって予選落ちした。美香は1オーバー73で回ったものの、初日の3オーバーが響き通算4オーバー91位タイ。藍は2バーディ、5ボギーの3オーバー75を叩き、通算5オーバー106位タイで決勝ラウンド進出を逃した。パットの不調が続く藍はこの日もグリーン上で苦しみ33パット。しかし「ロングパットは自分の直感だけで打つようにしてそれが良いようにいったと思う。後半は3パットもありましたけど、パッティングのフィーリングはすごく良かったです」とスランプの出口を見つけたようだ。
上位は首位と3打差、通算6アンダー2位タイにディフェンディング・チャンピオンのインビー・パーク(韓)と初日トップのレクシー・トンプソン(米)。パークはこの日6アンダー66で回り前日の48位タイから一気に浮上した。また、ロレックスランキング(女子世界ランキング)No.2のリディア・コ(ニュージーランド)が3つスコアを伸ばして通算5アンダー4位タイ。同ランクトップのステイシー・ルイス(米)は1オーバー73で回り通算イーブンパーの33位タイにつけている。