国内女子ツアーの樋口久子 森永製菓ウイダーレディスは28日、千葉県の森永高滝カントリー倶楽部で開幕。服部真夕が4バーディ、ノーボギーの4アンダー68で回り、5バーディ、1ボギーだった金ナリ（韓）とともに首位タイで初日を終えた。また、米ツアーから帰国している宮里美香、そして有村智恵が2打差の4位タイと好位置に付けている。

　今年から冠スポンサーと会場が変わり、新たなスタートを切った樋口久子 森永製菓ウイダーレディス。9月のマンシングウェアレディース東海クラシックで今季初優勝を飾り、ツアー通算3勝とした服部が、3番、5番、8番でバーディを奪い3アンダーで折り返すと、後半は18番の1バーディのみに終わったが、ノーボーギという安定したプレーを披露し首位タイに立った。

　また、金ナリは、アウトからスタートし4番をボギーとしたものの、直後の5番から12番までの8ホールで5バーディを奪って盛り返し、服部と同じくリーダボードの最上段に付けた。さらに1打差の単独3位には、5バーディ、2ボギーの3アンダー69で回ったフォン・シャンシャン（中）が続いている。

　そして、現在、ロレックスランキング（女子世界ランキング）24位で注目の宮里（美香）は、4バーディ、2ボギーの2アンダー70とし、5バーディ、3ボギーだった国内賞金ランキング4位の有村や、世界ランクNo.1に君臨した経験を持つ申ジエ（韓）、原江里菜とともに4位タイで初日のプレーを終えた。

　その他上位陣は、1アンダー71の8位タイに飯島茜、藤田幸希、馬場ゆかり、笠りつ子ら9人がひしめきあっている。

　今大会は、国内賞金ランキング首位のアン・ソンジュ（韓）と、同2位の横峯さくらが欠場となったが、同3位の李知姫（韓）と、同5位の佐伯美貴がイーブンパー72で17位タイから上位進出をうかがっている。また、今年限りでの引退を表明している古閑美保は2オーバー74で46位タイ。米ツアーからの参戦組であるチェ・ナヨン（韓）は4オーバー76の76位タイと苦しいスタートとなった。