国内女子ツアー今季開幕戦のダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメントは6日、沖縄県の琉球GCを舞台に華々しく開幕。昨季の今大会で惜しくも2位に終わった横峯さくらが第1ラウンドをノーボギーの4アンダー68で回り、ディフェンディング・チャンピオンの宋ボベ（韓）とともに首位を分け合った。

　1打差の3位タイから地元出身の諸見里しのぶ、上原彩子、タミー・ダーディン（豪）の3人が追い、2アンダー70の6位タイに全美貞（韓）の他、若手期待の三塚優子と原江里菜。昨季、奇跡の逆転賞金女王に輝いた古閑美保は、2バーディ、1ボギーの1アンダー71にスコアをまとめ、佐伯三貴、飯島茜らと並ぶ9位タイからのスタートとなった。

　昨季大会の雪辱を誓う横峯が好発進を切った。この日の横峯は序盤の3、4番で連続バーディを奪い流れに乗ると、9番でもスコアを1つ伸ばし3アンダーでハーフターン。後半はスコアカード通りのプレーとなったものの、最終18番パー5をきっちりバーディで締めくくり、リーダーボードの最上段に躍り出た。昨季は出場29試合中トップ10フィニッシュが20試合あったが、賞金ランク3位と悔しい思いをした横峯。今季はシーズン序盤で早く勝ち星をつかみ、女王奪取に弾みをつけたいところ。

　その他、永久シードの不動裕理はイーブンパー72でホールアウトし、若林舞衣子らと同じ19位タイにつけたが、オフにプロ転向した天才少女・金田久美子はボギーが先行する苦しいゴルフを強いられ、2バーディ、6ボギーの4オーバー76で73位タイと大きく出遅れた。上位に強豪選手が揃った今季開幕戦。まずは序盤戦にかける面々の戦いぶりに注目だ。