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レッスン

左足下がりでのFWの打ち方 肩は地面と平行? それとも水平?

2025年3月12日(水)午後2:48

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 今回は、左足下がりのライ、しかも打ち上げになっている状況でのFWの打ち方をレッスンしましょう。

 球が上がりにくい左足下がりで、球を上げなければいけない打ち上げとなると、ほとんどの人がお手上げ状態になるのではないでしょうか。とはいえ、打ち方さえ覚えれば、ボールは上がってくれます。

 まず、構えです。左足下がりのライで構えるとき、肩のラインを地面と平行(右肩が上がる形)にして、少し左足に体重を乗せる人がいますが、これは間違いです。というのも、肩のラインを地面と平行にすると、ロフトが立ってボールが上がりにくくなるからです。

 例えば、斜面の角度が3度だとしたら、18度のFWを持って地面と平行に立つと、ロフトは15度になってしまいます。これではボールがより上がりにくくなります。さらに左足体重で打つと、ロフトが余計に立ってしまうので、ますます上がりにくくなり、ナイスショットをしても低い球しか出なくなります。

 つまり、ロフト通りに当てるためには、上半身は平らな地面に立っているときと同じように水平に構えなくてはいけないということです。

 また、ボールの位置も、いつもより右足寄りにする必要があります。

 左足下がりのライで一度クラブを持ち上げて、肩のラインを水平にしてヘッドを下ろしてみてください。そうすると、ボールよりかなり手前(右足寄り)に来るはず。そのヘッドに合わせて、ボールも右足寄りにすることが大事です。

 さらに、ボールを右に置く分、手元も右に寄せて、ハンドレイト気味に構えるようにしましょう。

 この状態から、軸を変えないで体を回転させて打つ。やや右股関節軸のようなイメージで打つといいでしょう。

 ドローヒッターの場合は、さらにハンドレイトを意識しましょう。

 そもそもドローヒッターというのは、インサイドからハンドファーストで打つもの。しかしその打ち方だと、左足下がりではヘッドがボールに届かなくなってしまいます。それが証拠に、ドライバーをインサイドアッパーに打つ人は、ほぼ全員、左足下がりを苦手としているはずです。

 だから、絶対にハンドファーストにならないように、ハンドレイトを意識しましょう。そして、“ヘッドファースト”になるくらいヘッドをしっかり振ること。少し手打ちっぽい打ち方になるくらいがベストです。そうすれば、高い弾道でグリーンを狙うことができます。

 最後になりましたが、傾斜のときによくいわれる、「クラブを短く持つ」「コンパクトなスイングをする」というのは全ての傾斜に共通です。どんな傾斜でも、これだけは忘れないようにしてください。

★CS放送ゴルフネットワーク「内藤雄士のテクゴル #126」より(放送・見逃し配信中)
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