国内女子ツアーのヴァーナルレディースは、福岡県の福岡センチュリーGCを舞台に16日開幕した。先週、約11年ぶりに公式戦勝利を飾った福嶋晃子が、第1ラウンドで3アンダー69の好スコアをマーク。8バーディ（1ボギー）と爆発した単独トップのイム・ウナ（韓）に4打差の3位タイとまずまずの出だしを切った。

　4アンダー単独2位に山田かよがつけ、福嶋と同じ3位タイから不動裕理、佐伯三貴、鬼沢信子、川原由維が追う展開。現在賞金ランク2位の古閑美保は、1オーバー73で24位タイ、同3位の横峯さくらは2オーバー74で36位タイとやや出遅れた。

　ベテランの福嶋が2週連続Vに闘志を燃やしている。1番スタートのこの日、2バーディ、1ボギーの1アンダーで前半を折り返す。後半に入ると終盤までスコアを伸ばせなかったが、16番パー5でバーディを獲ると、最終18番パー5でもバーディを奪取し、5バーディ、2ボギーの3アンダー69でホールアウト。得意のドライバーでアドバンテージを保ち、3位タイの好位置につけた。かつての輝きを取り戻した福嶋が、今大会でツアー通算23勝目を目指し最終ラウンドまで突っ走る。

　その他、ディフェンディング・チャンピオンの全美貞（韓）が、2つのダブルボギーを叩くなど3オーバー75と乱れ、米山みどり、原江里菜らと同じ54位タイ。諸見里しのぶも1バーディ、5ボギーとスコアを崩し、4オーバー78で63位タイと下位に沈んでいる。