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トップの位置が定まらないときは体幹を使った始動を意識

2024年10月16日(水)午後2:32

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 トップの位置が常に一定のところに収まっていないような気がする。そんな不安を持っている人もいるのではないでしょうか? その不安通り、スイング動画でチェックすると、理想の位置よりフラットに上がっていたり、アップライトに上がってシャットクロスになっていたり……。

 そのようになってしまうのは、主に体の運動量と腕の運動量が異なることが原因になっている場合がほとんどです。つまり、体と腕の動きが同調していないということで、ハーフウェイバックまでに両者の動きにズレが生じると、トップは間違いなく不安定になります。

 この動きを修正するためには、腹筋と背筋、いわゆる体幹を使ってクラブを上げていくことが大事です。

 練習としては、誰かに飛球線後方からグリップの下辺りを押さえてもらい、それを押すように真っ直ぐクラブを動かしていくといいでしょう。これをやると、腹筋が締まっている感じがしてくると思いますが、始動の際はそれくらい、体幹を使ってスタートさせることが大事です。

 また、同じく飛球線後方からヘッドの部分を押さえてもらい、ヘッドを30センチ前後、真っ直ぐ引くという練習も効果的です。

 体幹を使って始動する感覚が身に付いたら、ハーフウェイバックで一度動きを止めて体の動きを確認し、そこからトップまで体の回転でクラブを上げてボールを打つ練習をするのもオススメです。

 もう1つ、トップまでの動きを確認する方法を紹介しましょう。

 クラブを持たないで、右手を理想のトップの位置まで上げます。次に、右手だけでクラブを持って理想の位置に上げ、その右手に左手を合わせます。

 やってみると分かると思いますが、かなり体を回さないとトップの形にならないことに気がつくはず。もし「きつい」と感じるようなら、手で上げていた証拠。しっかり体を回すと同時に、ハーフウェイバック辺りからは、右腕を外旋させて右ヒジが地面を向くように上げていきましょう。

 最後にバックスイングの動きをまとめると、スタート時点では、体幹を使った体のターンでクラブを真っ直ぐ引く。そしてハーフウェイバックあたりから右腕を外旋させてトップまで持っていく。この2つの動きが必要で、これが身に付けば、プレッシャーがかかる場面でも、再現性の高いスイングになり、トップも理想の位置に収まるはずです。

★CS放送ゴルフネットワーク「内藤雄士のテクゴル #106」より(放送・見逃し配信中)
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