国内女子ツアーの大王製紙エリエールレディスオープンは20日、香川県のエリエールGCを舞台に開幕した。第1ラウンドは、インだけで7バーディと爆発したニッキー・キャンベル（豪）と馬場ゆかりが6アンダー66でトップを並走。11番パー5でイーグルを奪った上田桃子、賞金ランク4位の有村智恵、来季のシード権ボーダーライン上にいる宅島美香、日本女子オープンローアマの野村敏京（ソウル明知高）、李知姫（韓）の5人が5アンダー67で3位タイに続いている。

　注目の賞金女王争いはくっきりと明暗が分かれた。賞金ランキング首位を走る諸見里しのぶが序盤からバーディを積み重ね4アンダー68をマークしたのに対し、同ランク2位と追い上げる立場の横峯さくらは1バーディ、3ボギーの2オーバー74とまさかの出遅れ。諸見里は首位タイと2打差の8位グループにつけたものの、横峯はカットラインが気になる58位タイと出遅れた。

　前週400万円弱まで縮まった獲得賞金差が再び広がれば、最終戦で横峯が逆転するチャンスは少なくなるため、女王獲得には今週が踏ん張りどころ。明日はバーディラッシュがタイトル奪取の最低条件となりそうだ。

　その他、諸見里と同じ4アンダー68に三塚優子がつけ、2アンダー70の18位タイに昨季女王の古閑美保、賞金ランキング3位の全美貞（韓）、不動裕理ら。今季調子の上がらない原江里菜は、1アンダー71と上々の位置を確保している。