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立山光広、パッティングはタッチが全て! あらかじめ「強め」「ジャストタッチ」を決めておきましょう

2024年8月1日(木)午後2:46

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 パッティングでは何が一番大事かご存じですか? 答えは、タッチです。私自身は、「タッチが全て」だと思っていて、タッチが合う、合わないでカップインするかどうかが決まってくると考えています。

 そのタッチも、あらかじめ「強めに打っていくのか」「ジャストタッチで合わせるのか」を決めておくことが大事です。それが整理できて、初めてラインも決まってきます。

 言い換えれば、タッチを決めずにラインを読むというのは愚の骨頂。例えカップインしたとしても、それは偶然でしかないと思ってください。

 だから、ラウンド前のパッティング練習でも、その日のグリーンにタッチを合わせる練習を繰り返し行っています。

 特に力を入れてやるのは、3メートルの上りの真っ直ぐ。10メートル前後のロングパットでグリーンの速さをつかんだら、ひたすら3メートルを打ち続けてタッチを合わせます。何といても、これぐらいの距離の上りをショートするのが一番悔しいですからね。これだけは外さないように練習をします。

 ラインを読む際にいつも迷うのは、微妙な傾斜。もし迷った場合は、2メートル以内だったら真っ直ぐ打つようにしています。それで切れたら仕方がないと諦めるしかない。パッティングでは、それくらいの潔さが必要です。

 ちなみにパターは、中尺を使っています。アンカリングが禁止されたとはいえ、ストロークの動きが制限されるのが中尺の特長。だから、余計な動きをしなくてすみます。ただ、その分、長い距離は打ちにくくなります。



 シニアを中心に、プロゴルファーで中尺、長尺を使っている人が多いのは、プレーするコースのグリーンが速いから。一般アマチュアがプレーするコースは、グリーンが遅いところが多いので、特にイップスなどがなければ、短いパターを使った方がいいでしょう。

(取材協力:茨城県・JGMセベバレステロスゴルフクラブ)

立山光広(たてやま・みつひろ)
1968年9月17日、東京都生まれ。15歳でゴルフを始める。日体荏原高校卒業後、プロテストの壁に何度も跳ね返され、一時は会社に務めたが、一念発起して再度本格的にチャレンジし、28歳で合格を果たした。2000年に初シードを獲得。レギュラーツアーでは2位が4度と勝利をつかめず。シニア入り後の2021年、日本プロシニアで念願の初優勝を果たす。明るくて話術も巧みなことから、ファンも多い。

【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2024/7/26 発売号より転載)
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