国内女子ツアーの今季公式戦初戦ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップが6日、茨城県の茨城ゴルフ倶楽部 西コースを舞台に開幕した。

　世界ランキングNo.1（4月末時点）で親友でもあるロレーナ・オチョア（メキシコ）引退試合となった米女子ツアーのトレス・マリアス選手権で見事に優勝を飾り、感涙にむせんだ宮里藍は、自身のスポンサーを務める久光製薬主催の大会とあって、5年ぶりにホステスプロとして登場。国内ツアー今季初勝利と2週連続優勝がかかっているとあって、気合十分で臨んでいる。

　これに対抗するのは、日本ツアーに専念する面々だ。昨季賞金女王の横峯さくら、今季すでに1勝を挙げている有村智恵、宮里と同じ沖縄出身の諸見里しのぶらトッププロが参戦。特にディフェンディング・チャンピオンの諸見里は昨季大会を制して勢いに乗り、賞金女王のタイトルに向かって突っ走った。結局最後の最後で横峯に逆転され涙をのんだものの、今年もここで勝ってビッグタイトルに弾みをつけたいところだ。

　だが、今年は18歳でメジャーを制した経験を持つモーガン・プレセル（米）や昨年の欧州ツアー賞金女王で飛ばし屋のソフィー・グスタフソン（スウェーデン）、今季米ツアーのメジャー大会クラフト・ナビスコ選手権を制したヤニ・ツェン（台）、昨年の韓国ツアー賞金女王ソ・ヒキョン（韓）ら強豪が来日。公式戦のタイトルに向けて貪欲なところをみせており、日本勢も油断は禁物だ。