女子ゴルファーNo.1を決める国内女子ツアー、日本女子オープンゴルフ選手権競技が1日、千葉の名門、我孫子GCを舞台に開幕した。第1ラウンド、単独首位に立ったのは、6アンダー66をマークした下村真由美。1打差2位タイに宮里美香、馬場ゆかりがつけ、4アンダー68の4位タイに福嶋晃子、タミー・ダーディン（豪）ら4人が続いている。

　トーナメントリードした下村は、前半こそ1アンダーで折り返したが、バックナインに入ると1番から4連続バーディでスルスルとリーダーボードを駆け上がり、7番でも1つスコアを伸ばして、6アンダー66で頭ひとつ抜け出した。

　その下村を追うのが米ツアー常駐の宮里（美）。6バーディ、1ボギーの5アンダー67のプレー内容に「ショットもすごく良かったし、パットも決まってくれた。いいイメージでプレーできた」と納得の表情。今月10日に20歳の誕生日を迎える宮里（美）が、10代を締めくくる大会を勝利で飾れるのか？　注目したい。

　また、大会初日から一際、大ギャラリーを引き連れていたのが宮里藍。05年以来の大会2勝目に向け好スタートを切りたいところだったが、この日は2バーディ、3ボギーの1オーバー73と平凡なスコアで、40位タイでラウンドを終えた。

　その他注目選手は、首位に4打差の2アンダー70、9位タイに横峯さくら、古閑美保、不動裕理ら10人。ディフェンディング・チャンピオンの李知姫（韓）は1アンダー71で回り、上田桃子らとともに19位タイスタート。今季6勝を挙げ、賞金ランキング首位の諸見里しのぶはイーブンパー72で27位タイ。