26日に行われた国内女子ツアーのミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント（宮城・利府GC）第2ラウンド。今季3勝を挙げている有村智恵はこの日、8バーディ（1ボギー）を奪う猛チャージ。スコアを通算9アンダーまで伸ばし、トーナメントリーダーの座を確保した。

　1打差の単独2位にディフェンディング・チャンピオンの上田桃子が続き、賞金女王を狙う横峯さくらが通算4アンダーで一ノ瀬優希と同じ3位タイ。飛ばし屋の三塚優子が通算3アンダー5位、通算1アンダー9位タイに女王・古閑美保、李知姫（韓）、宋ボベ（韓）ら実力者がつけている。

　上田の連覇達成と横峯の2試合連続優勝に話題が集まる中、バーディラッシュを披露したのが前日5位タイの有村だった。この日は出だしの3番でバーディを奪って勢いに乗ると、5、7、8番でもバーディを奪取。後半に入っても失速することなく、終盤までに4つスコアを伸ばした。最終18番では唯一のボギーを喫したものの、コースレコードタイとなる7アンダー65をマーク。一気に首位へ浮上し、今季4勝目に王手をかけた。宮里藍、原江里菜らが通った名門・東北高校出身の有村。自ら「第2の地元」と称する宮城の地で、女王奪取へ弾みとなる白星をもぎ獲りたい。

　一方、横峯、有村らと賞金レースを繰り広げる諸見里しのぶは大苦戦。3バーディ、5ボギーの2オーバー74と乱れ、若林舞衣子と並ぶ通算2オーバー17位タイに低迷した。また、注目の金田久美子は通算6オーバーでカットラインに1打及ばず、予選で姿を消している。