12日に行われた国内女子ツアーの公式戦、日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯（岐阜・岐阜関CC）第3ラウンド。前日トップの諸見里しのぶが2アンダー70にスコアをまとめ、通算7アンダーでトーナメントリーダーの座をキープ。2位の馬場ゆかりに2打差をつけ、今季6勝目に王手をかけた。

　賞金ランキングトップを走る諸見里の勢いが止まらない。激しい雨や雷による2度の中断を挟んだこの日、前半を2バーディ、1ボギーで折り返した諸見里は、ハーフターン後も堅実なゴルフでスコアを1つ伸ばし、通算7アンダーでホールアウト。アンダーパーがわずか5人という難コンディションの中で終始安定したプレーを披露した。

　一方、馬場も悪天候に負けずこの日のベストスコアタイとなる3アンダー69で回り、諸見里に2打差の通算5アンダー単独2位へ浮上した。「気持ちを切らさずにいいゴルフができました。明日も自分らしいプレーを心掛け、攻めていきたいです」と最終日への意気込みを語った馬場。明日は逆転での今季初勝利を虎視眈々と狙う。

　その他、通算3アンダー単独3位に宋ボべ（韓）が続き、今季好調の有村智恵が通算1オーバーで日下部智子とともに6位タイ。賞金ランキング2位につける横峯さくらは4オーバー76と乱れ、女王・古閑美保と同じ通算4オーバー17位タイ、米ツアーから凱旋出場している上田桃子も通算5オーバー24位タイに低迷している。

　果たして今年の女子プロNo.1に輝くのはだれなのか？　最終日も女王争いを占う激しい戦いから目が離せない。