前週の雪辱を果たそうと、横峯さくらが9日開幕の国内女子ツアースタジオアリス女子オープン（兵庫・花屋敷ゴルフ倶楽部 よかわコース）で連覇に挑む。

　昨シーズン国内ツアー賞金女王に輝いた横峯は、今季から積極的な海外進出を公言。前週は米女子ツアーの今季メジャー初戦クラフト・ナビスコ選手権に出場し、第3ラウンド終了時点で9位タイの好位置を確保していた。しかし、優勝も視野に入れた最終ラウンドはうまくかみ合わず、27位タイで終戦。悔しい思いをしただけに、今大会でリベンジとなる白星を目論んでいる。

　一方、米女子ツアー44年ぶりの開幕2連勝を飾った宮里藍は、好調のままメジャーの舞台に臨んだが、残念ながら予選落ち。気持ちばかり先走ったことが敗因だっただけに、今大会には気持ちを入れ替え臨んでいる。

　予選ラウンドを前後の組で回る2人は、ジュニア時代からのライバル同士。ここ数年は宮里が米ツアーを主戦場にしたことで対決の場が減っているため、現状での力比べは見る価値十分だ。

　また、先週のヤマハレディースオープン葛城で、およそ2年ぶりの優勝を飾った古閑美保も参戦。クラフト・ナビスコ選手権で初出場ながら単独9位と光るプレーを見せた有村智恵は、東北高校の先輩・宮里藍と同組でラウンド。豪華なペアリングがあちらこちらで見られるとあって、ファンにはうれしい大会となりそうだ。