国内女子ツアーの公式戦、日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯は岐阜県の岐阜関CCを舞台に10日開幕した。前週優勝した諸見里しのぶは第1ラウンドをイーブンパー72で回り、横峯さくら他と共に6位タイ。4アンダー68をマークした上原彩子がトーナメントをリードした。

　諸見里が2週連続Vへ好発進した。インからスタートし、出だしの10番でバーディ。その後2バーディ、1ボギーと1つスコアを伸ばしてハーフターンした後、後半に2つボギーを叩いた。それでもイーブンパー72でホールアウトし、6位タイと好位置を確保。ゴルフ5レディスで今季5勝目を挙げた諸見里は、賞金ランク首位の座を守っている。好調をキープし、今週さらに勝ち星を積み重ねたいところだ。

　一方、米国帰りの上田桃子は出遅れた。諸見里、ディフェンディング・チャンピオンのシン・ヒョンジュ（韓）と同組でラウンド。前半1つもバーディを奪えず、スコアを3つ落とした。後半は3番でこの日唯一のバーディを獲ったものの、5番と8番でボギー。4オーバー76で全美貞（韓）らと同じ45位タイで初日の競技を終えた。第2ラウンドは気持ちを切り替え、スコアを伸ばしてリーダーボードを駆け上がっていきたい。

　その他、首位の上原と2打差の2位タイで有村智恵と佐藤靖子、さらに1打差の4位タイで馬場ゆかりと佐伯三貴が追っている。同ランク2位の横峯は3バーディ、3ボギーのイーブンパー72で諸見里らと並び6位タイ、シンは3オーバー75の30位タイ。歴代賞金女王の不動裕理は5オーバー77の59位タイ、古閑美保は6オーバー78の77位タイと苦しいスタートを余儀なくされた。