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レッスン

アイアンショットの引っかけを防ぐ即効ドリル

2024年5月22日(水)午後0:31

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 今回は、アイアンが引っかかってしまう人のためのレッスンです。

「ドライバーでプッシュアウトや、極端な引っかけが出る人は、右手のグリップがストロングになり過ぎていないかどうかをまずチェック」という話をしましたが、アイアンも最初のチェックポイントはグリップです。アイアンはドライバーほど「ボールをつかまえたい」とは思わないので、右手が極端なストロングになっている人は少ないようですが、左に出て左に引っかかるミスが出る人は、右手を横から握り過ぎている可能性があります。

 右手がストロングだと当然、つかまりが良くなります。そうすると、だんだん左が怖くなって右に振り出そうしてインサイドアウトがきつくなり、引っかけがもっと強くなってしまう。さらにそれを嫌がって右に打とうとすると、インサイドアウトが一段ときつくなり、今度はプッシュが出るようになります。

 それを防ぐためにも、まずは右手のグリップをチェック。グリップを矯正したあとは、しっかり左に振り抜けるスイングを身に付けましょう。

“左に振り抜く”スイングを身に付けるために効果的なのが、左脇にグローブを挟んでボールを打つドリルです。バックスイングはスリークォーター程度でいいので、ダウンスイング以降はしっかり振り抜くつもりでクラブを振りましょう。

 ポイントは当然のことながら、インパクト~フォロースルーで左脇が締まっているかどうかにあります。

 右手ストロングのときは、左脇を締め過ぎると引っかかってしまうというイメージがあったと思いますが、インサイドアウトが強くなければ引っかかることはありません。むしろ、この時点で左脇が締まっていないと、クラブが正しいプレーンに乗りません。

 インパクト~フォロースルーにかけて、左サイドが締まるというのはスイングにおいてとても大事なことです。というのも、左脇が空いてしまったら左肩が浮き、本来やろうとしている軸回転が上手くできなくなってしまうからです。そうすると、最終的には手で操作しなければいけなくなり、軌道が不安定になります。

 実際のスイングでも、ダウンスイング~フォロースルーにかけて左脇に手袋を挟んでいる感覚で振りましょう。そうすれば左ヒジもきれいに畳まれ、フォロースルーのときには左ヒジが地面を向くようになり、体のターンでボールを運べるようになります。

 左に引っかかるという人だけでなく、正しいスイングを覚えるためにも、「グローブ左脇挟みドリル」はぜひやるようにしてください。

★CS放送ゴルフネットワーク「内藤雄士のテクゴル #86」より(放送・見逃し配信中)
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