国内女子ツアーのミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメントは25日、宮城県の利府ゴルフ倶楽部を舞台に第2ラウンドの競技を終了。トップと2打差の4位タイからスタートした北田瑠衣が2アンダー70をマークし、通算4アンダーで単独首位に躍り出た。1打差の2位タイでイ・ナリとイム・ウナの韓国勢2人が続き、初日のトーナメントリーダー井上葉香が通算2アンダー4位タイにつけている。

　北田は序盤の1番、3番でバーディを奪い早くもトップの井上をとらえると、その後スコアを1つ落とすもバックナインで安定感抜群のゴルフを披露。上位陣がなかなかスコアを伸ばせない後半9ホールをボギーなしの1アンダーで回り、最後は後続に1打差をつけホールアウトした。決勝ラウンドでは、3月のTポイントレディスゴルフトーナメントに続く今季2勝目を狙う。

　一方、初日2位タイと好スタートを切っていた上田桃子は打って変わって苦しいラウンドとなってしまった。前日バーディ発進とした1番でこの日はボギー、さらに5番もボギーとして2オーバーでハーフターン。後半に入っても11番でボギーを叩き後退すると、15番パー3で意地のバーディを奪うも最終18番で再びボギー。結局3オーバー75とスコアを崩し、通算イーブンパー11位タイへ順位を下げた。

　その他上位陣は、宮里美香と葉莉英（中）が通算2アンダー4位タイにつけ、諸見里しのぶ、若林舞衣子ら4人が通算1アンダー7位タイ。ディフェンディン・チャンピオンの有村智恵と、米女子ツアーから参戦している今季メジャー2勝のヤニ・チェン（台）は通算1オーバー14位タイ。なお、昨季賞金女王の横峯さくらは第2ラウンドで2バーディ、5ボギーの3オーバー75を叩き通算6オーバー47位タイ。なんとか予選突破は果たしたが厳しい戦いが続いている。