国内女子ツアーのヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディスカップは13日、土佐湾を臨む土佐カントリークラブ（高知県）を舞台に第2ラウンドの競技を終了。初日トップの森田理香子が4バーディ、2ボギーの2アンダー70にスコアをまとめ、通算7アンダーで初優勝に王手をかけた。1打差の2位タイに昨季女王の横峯さくらと開幕戦を制したアン・ソンジュ（韓）の2人。通算5アンダー4位タイに飯島茜がつけている。

　将来を嘱望される森田はこの日、前半を1バーディ、1ボギーのイーブンパーと平凡なスコアでハーフターンしたが、折り返し直後の11、12番でバーディを連取。通算7アンダーまでスコアを伸ばしてホールアウトした。15番パー5ではセカンドショットを引っ掛けるミスをしたが、絶妙なアプローチでピンチを凌ぐなど、持ち前の飛距離だけでなく小技の上手さも見せつけた。

　だが、最後までグリーン上で苦戦した。前半から短いバーディパットを決められないと、最終18番でもパーパットを沈め切れず。ボギーを叩いて課題を残した。最終日は持ち前のロングドライブにパットがかみ合えば、優勝の可能性は十分。明日は新たなるヒロインの誕生を期待したい。

　また、1差の単独2位にピタリとつけた横峯は「今日はいいショット、いいパットが決まってくれた。（明日も）風が大きく影響すると思うので、アンダーパーで回れるようにしたい。空回りしないように自分のペースでいきたいです」とコメント。最終日最終組でのラウンドにも自らのゴルフを貫く心づもりだ。

　その他、通算4アンダー9位タイに不動裕理が続き、上田桃子が通算1アンダーで29位タイ。諸見里しのぶは通算イーブンパー36位タイ、注目の竹村真琴は通算10オーバーと巻き返しならず、ホステスプロの原江里菜と同じ通算10オーバーで予選落ちした。