国内女子ツアー2010年シーズン開幕戦のダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメントは5日、沖縄県の琉球ゴルフ倶楽部を舞台に国内外のトッププロを集めて華々しく開幕。3週連続優勝のかかる注目の宮里藍は2アンダー70にスコアをまとめ、単独首位（5アンダー67）に立った森田理香子に3打差の8位タイにつけた。

　トップと1打差の単独2位に笠りつ子が続き、2打差の3位タイから不動裕理、馬場ゆかり、上原彩子、宋ボベ（韓）、アン・ソンジュ（韓）の5人が追走。宮里と同じ8位タイには、6バーディ、4ボギーの派手なゴルフを披露した上田桃子がつけている。

　米ツアーで開幕から2連勝した宮里が、世界ランキング3位につける実力の片りんを見せつけた。アマチュア時代からのライバルである横峯さくらと同組となったこの日、1、2番を無難にパーとする静かな立ち上がり。だが3番パー3でバーディを先行させると、そこから怒涛の3連続バーディ。一時トーナメントリーダーまで上りつめた。

　しかし、6番以降はスコアカード通りのプレーに終始。15番でこの日唯一のボギーを叩くと、上がり3ホールでもスコアを伸ばせず8位タイに甘んじた。それでも首位まで射程圏の8位タイ発進を切り、米ツアー開幕戦から好調が続いていることをアピールした。

　その他、横峯が3バーディ、3ボギーのイーブンパー72で回り、昨季最終戦まで賞金女王を争った諸見里しのぶ、有村智恵、古閑美保らと並ぶ29位タイにつけたが、ディフェンディング・チャンピオンの三塚優子は4オーバー76で80位タイと出遅れた。また、ビジュアル系ゴルファー竹村真琴は、7オーバー79の大叩きで出場108人中101位タイに低迷中。