レッスン
強い球を打つためのテークバックとは?中西直人
2022年4月28日(木)午後0:11
- この記事のキーワード
強い球を打ちたい。ほとんどのゴルファーがそう思ってクラブを振るわけですが、その意識が力みに繋がるのは皆さんもご存じの通り。特にテークバックで余計な力が入ってしまうと、力んだままのスイングになってしまいます。また、途中で力の入りすぎに気づき、インパクト直前に緩んでしまうというのアマチュアゴルファーにはよくあるケースです。
もうひとつ、テークバックで注意しなければいけないのは、ボールを見過ぎないことです。これも「飛ばしたい」という気持ちが原因になることが多いのですが、ボールを見過ぎるとテークバックで頭が下がってしまいます。
何故、テークバックで頭が下がると良くないのか?頭を下げてクラブを振り上げると、テークバックでは前傾が崩れることはないのですが、頭を下げた反動で、切り返しからダウンスイングでは体が起き上がり、インパクトでは体が伸びきった状態になってしまうからです(写真①②)。
このような動きにならないようにするためには、頭を下げないようにクラブを振り上げていくことが大事です(同③)。そうすれば、ダウンスイング~インパクトで体が起き上がることなく、むしろ頭が下がった状態になるので、球に圧を加えることができます(同④)。
理想は、頭の位置をキープしたままテークバックをすることですが、最初のうちは少し体が起き上がるくらいのイメージでいいかもしれません。そうすれば、ダウンスイングで頭を下げるという動きがより強く意識できるようになります。
慣れるのに時間がかかるかもしれませんが、体の動きをチェックすることからスタートして、素振りをしたあと実際にボールを打つ練習をすれば、「インパクトでボールに圧を掛ける」スイングが手に入ります。ぜひやってみてください。
中西直人(なかにし・なおと)
1988年8月11日、大阪府生まれ。日大ゴルフ部出身で、10年にプロ転向。18年のQTで最終日に62をマークして17位に浮上。19年の出場権を手にした。19年は賞金ランク64位に入り、プロ転向から10年目で初のシード入りを果たした。明るいキャラクターでツアーでも人気者。17年に自身のブランド「SANRISE」を立ち上げたことでも注目を集めた。現在、ジャパンゴルフツアー選手会副会長も務める。
【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2022/4/22 発売号より転載)
もうひとつ、テークバックで注意しなければいけないのは、ボールを見過ぎないことです。これも「飛ばしたい」という気持ちが原因になることが多いのですが、ボールを見過ぎるとテークバックで頭が下がってしまいます。
何故、テークバックで頭が下がると良くないのか?頭を下げてクラブを振り上げると、テークバックでは前傾が崩れることはないのですが、頭を下げた反動で、切り返しからダウンスイングでは体が起き上がり、インパクトでは体が伸びきった状態になってしまうからです(写真①②)。
写真①②
このような動きにならないようにするためには、頭を下げないようにクラブを振り上げていくことが大事です(同③)。そうすれば、ダウンスイング~インパクトで体が起き上がることなく、むしろ頭が下がった状態になるので、球に圧を加えることができます(同④)。
写真③④
理想は、頭の位置をキープしたままテークバックをすることですが、最初のうちは少し体が起き上がるくらいのイメージでいいかもしれません。そうすれば、ダウンスイングで頭を下げるという動きがより強く意識できるようになります。
慣れるのに時間がかかるかもしれませんが、体の動きをチェックすることからスタートして、素振りをしたあと実際にボールを打つ練習をすれば、「インパクトでボールに圧を掛ける」スイングが手に入ります。ぜひやってみてください。
中西直人(なかにし・なおと)
1988年8月11日、大阪府生まれ。日大ゴルフ部出身で、10年にプロ転向。18年のQTで最終日に62をマークして17位に浮上。19年の出場権を手にした。19年は賞金ランク64位に入り、プロ転向から10年目で初のシード入りを果たした。明るいキャラクターでツアーでも人気者。17年に自身のブランド「SANRISE」を立ち上げたことでも注目を集めた。現在、ジャパンゴルフツアー選手会副会長も務める。
【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2022/4/22 発売号より転載)
関連番組
ひとりゴルフ