レッスン
強いショットのために「グリップを動かし続ける意識」とは?中西直人
2022年4月21日(木)午前11:10
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「もっと球に圧を掛けて強い弾道にしたい」、「アイアンショットでプロのように強烈なスピンを掛けたい」と思っているゴルファーも多いでしょうが、そのためにはどうすればいいか。
結論からいうと、インパクトからフォロースルーで、球を押す動きをする必要があります。
多くのアマチュアゴルファーは、「球を打つ」という気持ちが強いせいか、リリースが早めで、「すくい打つ」形になってしまっています。そのため、球が押せず、結果的に力のない球になっているのです。
では、実際に球を押すためにはどうすればいいのか。よくいわれるように、インパクトではハンドファーストの形にならなければいけないわけですが、そのためにはグリップエンドを動かし続けることが大事になってきます。
皆さんは、ボールを打つとき、グリップエンドを支点に振り子のようにクラブが左右に揺らすのが正しい動きだと考えているのではないでしょうか(写真①②)。
しかし、グリップエンドを固定した振り子運動だと、ヘッドが最下点からすぐに上昇してしまい、低く長く動きにはならず、ハンドファーストにもなりません。プロや上級者と、アベレージゴルファーとの大きな違いもこの動きの違いにあると思っていいでしょう。
さて、その動かし方ですが、まずはグリップエンドを指先でつまみ、その分を固定せずに左右に動かしてみましょう(同③④)。これをやることによって、グリップエンドを動かす感覚が身に付きます。
そのあと、普通にクラブを握り、フットワークを使いながらグリップエンドを動かし、ハーフショットでいいのでボールを打ってみてください。
この動きが身に付けば、ハンドファーストインパクトが身に付き、確実に弾道は強くなるし、スピンも掛かるようになります。
中西直人(なかにし・なおと)
1988年8月11日、大阪府生まれ。日大ゴルフ部出身で、10年にプロ転向。18年のQTで最終日に62をマークして17位に浮上。19年の出場権を手にした。19年は賞金ランク64位に入り、プロ転向から10年目で初のシード入りを果たした。明るいキャラクターでツアーでも人気者。17年に自身のブランド「SANRISE」を立ち上げたことでも注目を集めた。現在、ジャパンゴルフツアー選手会副会長も務める。
【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2022/4/15 発売号より転載)
結論からいうと、インパクトからフォロースルーで、球を押す動きをする必要があります。
多くのアマチュアゴルファーは、「球を打つ」という気持ちが強いせいか、リリースが早めで、「すくい打つ」形になってしまっています。そのため、球が押せず、結果的に力のない球になっているのです。
では、実際に球を押すためにはどうすればいいのか。よくいわれるように、インパクトではハンドファーストの形にならなければいけないわけですが、そのためにはグリップエンドを動かし続けることが大事になってきます。
皆さんは、ボールを打つとき、グリップエンドを支点に振り子のようにクラブが左右に揺らすのが正しい動きだと考えているのではないでしょうか(写真①②)。
写真①②
しかし、グリップエンドを固定した振り子運動だと、ヘッドが最下点からすぐに上昇してしまい、低く長く動きにはならず、ハンドファーストにもなりません。プロや上級者と、アベレージゴルファーとの大きな違いもこの動きの違いにあると思っていいでしょう。
さて、その動かし方ですが、まずはグリップエンドを指先でつまみ、その分を固定せずに左右に動かしてみましょう(同③④)。これをやることによって、グリップエンドを動かす感覚が身に付きます。
写真③④
そのあと、普通にクラブを握り、フットワークを使いながらグリップエンドを動かし、ハーフショットでいいのでボールを打ってみてください。
この動きが身に付けば、ハンドファーストインパクトが身に付き、確実に弾道は強くなるし、スピンも掛かるようになります。
中西直人(なかにし・なおと)
1988年8月11日、大阪府生まれ。日大ゴルフ部出身で、10年にプロ転向。18年のQTで最終日に62をマークして17位に浮上。19年の出場権を手にした。19年は賞金ランク64位に入り、プロ転向から10年目で初のシード入りを果たした。明るいキャラクターでツアーでも人気者。17年に自身のブランド「SANRISE」を立ち上げたことでも注目を集めた。現在、ジャパンゴルフツアー選手会副会長も務める。
【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2022/4/15 発売号より転載)
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