冬のゴルフは大きな筋肉を使ってゆっくりスイング!永井花奈
2022年2月10日(木)午後0:07
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寒さと着ぶくれで、いつものように体が動いてくれない冬。プロはこの時期トーナメントがほとんどなく、寒さに耐えながら真剣勝負をすることは少ないのですが、アマチュアゴルファーの皆さんは、どんな環境でもベストスコアを目指してプレーをされているのではないでしょうか。
そんな皆さんにアドバイス。これは私も実践していることなんですが、寒さなどでいつもより体が動かないと感じたときは、できるだけ大きな筋肉を使ってスイングをすることを意識してはいかがでしょうか。
というのも、寒いと体が硬くなり、股関節周りや背中の関節や筋肉の動きが鈍くなるので、その分、力んでしまったり、ついつい小手先で打ってしまうことが多くなるからです。
人によっては、「寒いときほどスイングをコンパクトにしたほうがいい」という人もいますが、“コンパクト”を意識すると、ますます体の動きが小さくなり、普段のスイングができなくなります。
だから、大きな筋肉を大きく使う。具体的には、下半身を含めた体全体を使ってクラブを振り上げ、ダウンスイングでも下半身リードでしっかり振り下ろすイメージです。
大きな筋肉を使う分、ゆっくり動かすことも大事になってきます。そうすれば体も動くし、打ち急ぎなどのミスも抑えることができます。
この打ち方を、コースでいきなりやるのではなく、この時期は練習をするときも、大きくゆったりを意識して素振りをし、そのあとボールを打つようにしましょう。トップシーズンと同じスイングができるようになるとまではいいませんが、寒い日でも飛ばせるようになるし、ミスも大幅に減るはずです。ぜひお試しください。
永井花奈(ながい・かな)
1997年6月16日、東京都生まれ。ジュニア時代から注目を集め、2016年のプロテストでは初挑戦で単独トップ合格を果たす(88期生)。2017年、「樋口久子 三菱電機レディス」でツアー初優勝。最終的に賞金ランク20位で自身初のシード入り。19年まで3年連続でシード入りを果たす。2020-21シーズンは終盤不調に悩まされ賞金ランク70位でシード入りを逃したが、今季復活を目指す。
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