海外女子
宮里(美)『62』で首位タイ浮上! 夢の優勝争い
2009年5月24日(日)午前11:10
米女子ツアールーキーの宮里美香がトーナメントレコードタイをマークして首位タイに浮上。最終日は「夢に見た」ヤニ・ツェン(台)とのV争いを制して、アメリカでの初優勝を目指す。
同ツアーの第31回 LPGAコーニング・クラシックがニューヨーク郊外のコーニングCCを舞台に現地時間の23日、第3ラウンドの競技を終了。今年で30年以上続いた老舗のトーナメントは幕を下ろすが、栄えある最後のチャンピオンに、宮里(美)が名を連ねるチャンスが訪れた。
この日リーダーボードの最上段と7打差の20位タイからスタートした宮里(美)は出だし直後の2番でバーディを奪うと、5番パー5では10メートル近いパットを沈めてツアー初のイーグル奪取に成功。「嬉しかったけれど、少し緊張した」と言うが、そこは大物ルーキー。続く6番、8番、9番でバーディを奪い、前半を6アンダー30で折り返した。すると後半も勢いはとどまることなく、上がり2ホール連続を含む4バーディで、終わってみれば自己ベストを更新する10アンダー62。通算17アンダーはカン・ソーヨン(韓)と並び首位タイに浮上していた。
その他上位は、同じく『62』と大爆発したツェンが通算16アンダーで単独3位。通算15アンダー4位にツアー初優勝を狙うミネア・ブロムクヴィスト(フィンランド)が続いている。
宮里(美)がマークした『62』は今大会のトーナメントレコードタイ。それを意識したか? と尋ねられると「そうだったんですか?」ときょとん。前日「周りは気にせずバーディを獲っていきたい」と言った通り、無欲で挑んだ結果のトップタイ奪取だった。
以前から「ヤニ(ツェン)と優勝争いをすることが夢」と同世代のライバルを意識する発言を繰り返してきた宮里(美)。最終日は最終組に本人、そのひと組前でツェンが回ることになる。念願の同組対決はお預けだが、理想的な状況であることに変わりない。アマチュア時代から世界の舞台で凌ぎを削ってきた2人が、最終日どんな“大物”ぶりを発揮するか楽しみだ。
一方、もうひとりの宮里こと宮里藍も大健闘。こちらも5番でイーグルを奪うなどノーボギーの8アンダー64と爆発した。通算13アンダーでポーラ・クリーマー(米)、スーザン・ピーターセン(ノルウェー)らと同じ11位タイにジャンプアップ。スコアが出易いコースだけに、最終ラウンドの成績次第では十分勝利のチャンスがある。かつて岡本綾子が栄冠に輝いた大会で、悲願のアメリカ初Vなるか注目だ。
そして、決勝ラウンドにコマを進めていた上田桃子は出だしの1番でボギーを叩いてつまずいたものの、その後4バーディを奪って3アンダー69。通算8アンダーは前日と変わらず39位タイで最終日を迎えることになる。尚、大山志保は予選落ちを喫している。
同ツアーの第31回 LPGAコーニング・クラシックがニューヨーク郊外のコーニングCCを舞台に現地時間の23日、第3ラウンドの競技を終了。今年で30年以上続いた老舗のトーナメントは幕を下ろすが、栄えある最後のチャンピオンに、宮里(美)が名を連ねるチャンスが訪れた。
この日リーダーボードの最上段と7打差の20位タイからスタートした宮里(美)は出だし直後の2番でバーディを奪うと、5番パー5では10メートル近いパットを沈めてツアー初のイーグル奪取に成功。「嬉しかったけれど、少し緊張した」と言うが、そこは大物ルーキー。続く6番、8番、9番でバーディを奪い、前半を6アンダー30で折り返した。すると後半も勢いはとどまることなく、上がり2ホール連続を含む4バーディで、終わってみれば自己ベストを更新する10アンダー62。通算17アンダーはカン・ソーヨン(韓)と並び首位タイに浮上していた。
その他上位は、同じく『62』と大爆発したツェンが通算16アンダーで単独3位。通算15アンダー4位にツアー初優勝を狙うミネア・ブロムクヴィスト(フィンランド)が続いている。
宮里(美)がマークした『62』は今大会のトーナメントレコードタイ。それを意識したか? と尋ねられると「そうだったんですか?」ときょとん。前日「周りは気にせずバーディを獲っていきたい」と言った通り、無欲で挑んだ結果のトップタイ奪取だった。
以前から「ヤニ(ツェン)と優勝争いをすることが夢」と同世代のライバルを意識する発言を繰り返してきた宮里(美)。最終日は最終組に本人、そのひと組前でツェンが回ることになる。念願の同組対決はお預けだが、理想的な状況であることに変わりない。アマチュア時代から世界の舞台で凌ぎを削ってきた2人が、最終日どんな“大物”ぶりを発揮するか楽しみだ。
一方、もうひとりの宮里こと宮里藍も大健闘。こちらも5番でイーグルを奪うなどノーボギーの8アンダー64と爆発した。通算13アンダーでポーラ・クリーマー(米)、スーザン・ピーターセン(ノルウェー)らと同じ11位タイにジャンプアップ。スコアが出易いコースだけに、最終ラウンドの成績次第では十分勝利のチャンスがある。かつて岡本綾子が栄冠に輝いた大会で、悲願のアメリカ初Vなるか注目だ。
そして、決勝ラウンドにコマを進めていた上田桃子は出だしの1番でボギーを叩いてつまずいたものの、その後4バーディを奪って3アンダー69。通算8アンダーは前日と変わらず39位タイで最終日を迎えることになる。尚、大山志保は予選落ちを喫している。