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「傾斜なりに構える」だけじゃない!超難関ライからナイスショットするためのテクニック

2021年2月10日(水)午後3:24

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 左足下がりの前下がりという、ゴルファーなら誰もが嫌がるライ。しかも冬場で芝は枯れている。そんな状況に遭遇したとき、皆さんならどうしますか?

 プロを含め、多くのゴルファーは、傾斜なりに左足体重で構え、ハンドファーストでボールを潰して打つという方法で対処しようとします。しかしこの打ち方では、たとえ芯でとらえたとしても球が上がってくれず、思ったほどの飛距離が出ません。

 そこでオススメしたいのが、アドレスでスイングの軸を体のセンターに置き、右重心をキープしたままアーリーリリースでシャローな入射角を作って打つ方法です。そうすれば、ミスが出にくくなるだけでなく、球も上がって飛距離が出るからです。

 特に意識して欲しいのは、正面から見てシャフトが真っ直ぐなるように構えること。自分で思っているよりも手元が体の真ん中に来る、いわゆるハンドレイト気味に構えるのが正解です。

 それともう一つ、必ずやって欲しいのがクラブを短く持つことです。アマチュアゴルファーの場合、状況によってクラブを短く持つということはあまりしないようですが、プロは難しいライになるとどんなライであろうと必ず短めに持ちます。

 今回のような前下がりだと、ヘッドをボールに届かせるためには「通常のままでいい」と思いがちなのですが、それは大間違い。ライが悪いときほどちょっとした振り遅れが大怪我になるため、傾斜地や芝の状態が悪い場合は、クラブを短く持ってコンパクトに振るというのが鉄則なのです。

 特に、左足下がり+前下がりという非常に難しいライの場合は、指4本分くらい短くするなど、極端に短く持つことをオススメします。そうしないと、いつまで経ってもこのようなライから上手く打つことはできないと思ってください。

 実際のショットのときは、構えたあと、一度クラブを持ち上げて軸がセンターにあることを確認することも大事。そうすれば右足に体重が残りやすくなり、緩やかな軌道でボールを打てるので、ヘッドスピードが遅い人でもしっかりボールが上がり、飛距離も出るようになります。

 このようなショットを練習する機会は少ないと思いますが、対処法だけはしっかり頭に入れておきましょう。

★CS放送ゴルフネットワーク「あすゴル!ゴルフ部(出演:内藤雄士PGAティーチングプロほか/毎週日曜よる10時初回放送)」#150より
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