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憧れの高弾道にチャレンジ!ビッグキャリーを生み出すクラブ軌道とセットアップ

2020年10月8日(木)午後0:08

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 飛距離を伸ばすためには、どう体を動かしてヘッドスピードを上げるかが大事だと思っている方が多いと思いますが、もうひとつ重要な要素があります。

 それは、クラブをどう動かして、インパクトでフェース面のどこに当てるかということ。これが適切でなければ、どんなにパワフルなスイングでも、飛ぶ弾道にならないことを考えると、むしろこちらのほうが重要だといえるかもしれません。

 では、具体的にクラブをどう動かして、どこに当てればいいのか。

 結論からいうと、クラブの軌道は“アッパーブロー”。そして、ボールを当てる場所はフェース面の上目(スコアラインでいうと下から4本目あたり)が理想です。そうすれば、高弾道・低スピンのいわゆる“飛ぶ弾道”になるからです。

 クラブにこのような動きをさせるためには、セットアップがポイントになります。

 まず、ティアップを高くすること。普段、ティが低めの場合、高くするのは少し抵抗があると思いますが、思い切って高めにしてください。そして、ティを高くした分、ボール1個分、ボールは左にセット。いつも左足カカトの内側線上に置いている場合は、左足ツマ先の前あたりに置くといいでしょう。

 さらに、アッパーブローで打つために、重心は右足寄りに置きます。また、フェードヒッターの場合はクラブをタテから入れるために、肩のラインがターゲットラインに対して左向きになる傾向があるので、肩のラインを気持ち右に向けるくらいのつもりで構えたほうがいいでしょう。

 技術的には、テークバックで右股関節に体重をしっかり乗せ、切り返しからは、お尻の力を使って右股関節を力強く回転させるイメージが必要です。切り返しで一旦左足は踏み込みますが、左に体重を乗せるのではなく、右股関節軸でグイッと回る感じ。打ち終わったあとは、右足一本立ちになるくらいのつもりで振っていけば、さらに飛距離は伸びるはずです。

 この打ち方をマスターしておけば、フェアウェイが広めでドライバーを思い切って振り回せるときはもちろん、短めのパー5や長めのパー4で飛距離を稼ぎたいとき、ランが期待できない打ち上げのホールや雨の日などに大きな武器になるはずです。

 見た目のスイングはそれなりに大きく変わりますが、自分の感覚としてはそれほど大きな変化に感じないはずなので、ぜひ一度試してみてください。

★CS放送ゴルフネットワーク「あすゴル!ゴルフ部(出演:内藤雄士ツアープロコーチほか/毎週日曜よる10時初回放送)」#132より
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