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飛ばしたい気持ちが左を向かせる?ドライバーショットの構えを見直してみよう

2020年4月29日(水)午前10:51

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 ドライバーは、やっぱり飛距離。人並み以上に飛ばす人でも、「これで満足」と思っている人は少ないようで、ほとんどのゴルファーが常に、「もっと飛ばしたい」と思っているようです。

 そこで今回も、一般アマチュアゴルファーによく見られるケースを例に挙げ、飛距離アップのための調整法をお教えしましょう。

 一つ目は、構えがズレているケース。プロはスクエアに構えるということがいかに大事であるかが分かっていて、練習の際は必ずといっていいほど体の向きをチェックしていますが、アマチュアの皆さんはこのことに関してはいたって無頓着。見ていても、「あれっ? どっちに打つつもりなんだろう」という人がたくさんいます。

 構えがズレているとどうなるか? たとえば体全体が左を向いていた場合、構えたときから右肩が前に出てしまい、スイングの軌道がアウトサイドインに。これでは擦り球にしかならず、飛距離は大幅に落ちます。

 一般的に、飛ばしたいという気持ちが強いと左を向きやすくなります。その理由は、飛ばしたいと思うとだんだん体がボールから離れてしまうからです。ボールが遠くになると、ボールに当てるために前傾が深くなって右肩が出てしまい、その分さらに左を向くというように悪循環に陥ってしまうのです 

 そのようにならないためにも、単に右を向くだけでなく、構え方から修正をしましょう。

 まずは、前傾が深くなりすぎないように体を起こし、左手をハンドアップ気味にしてクラブを握ったら、右手のグリップは横から添えるような感じで握ります。右手に関しては、小指→薬指→中指の順で握ると横から持ちやすくなるのでやってみてください。

 このように構えを変えるだけで、左を向くクセがなくなり、強い弾道の球が出るようになるはずです。

 もう一つ、アマチュアゴルファーの中には、肩の回転不足が原因で本来の飛びを手にしていない人も多いのでチェックしてみてください。回転不足は、体の柔軟性に問題があると思っている人もいるようですが、自ら肩の動きを止めている人も少なくないのです。

 自分のできる範囲でけっこうですので、できるだけ首の後ろまで右肩を回すように。また、このときグリップエンドを体に近づけないで、できるだけ遠くへ(飛球線と反対方向へ)持っていくイメージでトップを作ってください。

 肩がしっかり回れば、それだけエネルギーも大きくなり飛距離もアップします。日頃のストレッチも重要ですが、自分でも大きく回すことを強く意識しましょう。
 

(CS放送ゴルフネットワーク「あすゴル!ゴルフ部『出演:内藤雄士ツアープロコーチほか、毎週日曜よる10時初回放送』」#109より)

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