レッスン
試合前の練習で意識する3つのポイント 中西直人のオススメは短いドライバー
2019年2月14日(木)午前10:55
皆さんはラウンド前にはどんな練習をしていますか? 最近は、プロゴルファーに負けず劣らず熱心に練習をやられている人も多いようですが、今回は、私がいつも試合前に必ずやっている練習(私にとってはルーティンともいえるもの)をご紹介します。
ポイントは3つありますが、まずひとつは、正しいアドレスを作ることです。具体的には写真①のように、骨盤が立った状態でしっかりと前傾姿勢が作れているかどうかを1回ずつチェックするようにしています。
第2のポイントは、「背中の大きな筋肉を使ってスイングをする」ということです。
ほとんどのゴルファーは、目の前にあるボールを打つことから、腕や胸など体の前を使ってスイングしてしまいがちです。しかし、そうすると手先に力が入って、上半身が突っ込むような形になってしまいます。また、クラブを持ってボールに向かうと、ついつい飛ばしたいという気持ちが強くなって、やはり体が突っ込みやすくなります。
このようなミスを防ぐためにも、背中を意識することが大事です。私の場合、手先で当てにいくのではなく、背中の筋肉を回すことだけを意識してスイングするようにしています(同②)。
そして3つめのポイントは、正しい前傾と背中を回すことを意識しながら、大きいスイングで気持ち良く振ることです(同③)。
ちなみにこの練習をするとき、私の場合はジュニアの頃に使っていた少し短めのドライバーを使ってやっています。ヨコ振りを意識できればいいので、皆さんの場合は普通のドライバーで構いませんが、もし使わなくなったドライバーある場合は、少し短くして利用してみるのもいいかもしれません。
中西直人(なかにし・なおと)
1988年8月11日大阪生まれ。177㎝、80㎏。日本大学ゴルフ部出身。2011年プロテスト合格。2018シーズンはAbemaTVツアーに12試合出場し、賞金ランクは32位。その後行われたQTを17位で通過し、19年のレギュラーツアー前半戦の出場権を獲得。ツアーには、「自分がツアーを変えるんだという強い気持ちを持って挑みたい」と意気込む。
【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2019/2/7 発売号より転載)
ポイントは3つありますが、まずひとつは、正しいアドレスを作ることです。具体的には写真①のように、骨盤が立った状態でしっかりと前傾姿勢が作れているかどうかを1回ずつチェックするようにしています。
写真①
第2のポイントは、「背中の大きな筋肉を使ってスイングをする」ということです。
ほとんどのゴルファーは、目の前にあるボールを打つことから、腕や胸など体の前を使ってスイングしてしまいがちです。しかし、そうすると手先に力が入って、上半身が突っ込むような形になってしまいます。また、クラブを持ってボールに向かうと、ついつい飛ばしたいという気持ちが強くなって、やはり体が突っ込みやすくなります。
このようなミスを防ぐためにも、背中を意識することが大事です。私の場合、手先で当てにいくのではなく、背中の筋肉を回すことだけを意識してスイングするようにしています(同②)。
同②
そして3つめのポイントは、正しい前傾と背中を回すことを意識しながら、大きいスイングで気持ち良く振ることです(同③)。
同③
試合前の練習ではこの3つを意識しながら15~20球を打ちますが、このとき、球が真っすぐ飛んでいるかどうかは気にしません。「正しい前傾姿勢ができていて、大きな筋肉を使ってスイングをすれば、自然と球は当たる」ということを信じて、とにかく気持ち良く振るだけです。ちなみにこの練習をするとき、私の場合はジュニアの頃に使っていた少し短めのドライバーを使ってやっています。ヨコ振りを意識できればいいので、皆さんの場合は普通のドライバーで構いませんが、もし使わなくなったドライバーある場合は、少し短くして利用してみるのもいいかもしれません。
中西直人(なかにし・なおと)
1988年8月11日大阪生まれ。177㎝、80㎏。日本大学ゴルフ部出身。2011年プロテスト合格。2018シーズンはAbemaTVツアーに12試合出場し、賞金ランクは32位。その後行われたQTを17位で通過し、19年のレギュラーツアー前半戦の出場権を獲得。ツアーには、「自分がツアーを変えるんだという強い気持ちを持って挑みたい」と意気込む。
【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2019/2/7 発売号より転載)
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