国内女子ツアーのヤマハレディースオープン葛城は31日、静岡県の葛城ゴルフ倶楽部 山名コースを舞台に第2ラウンドの競技を終了。開幕戦優勝のアン・ソンジュ（韓）が、トーナメントレコードとなる8アンダー64で回り、通算7アンダーで単独首位に浮上した。

　雨が降りしきる難コンディションの中でツアー23勝のアンが圧巻のプレーを見せた。トップと5打差の25位タイから出ると、出だしの2番から連続バーディを奪取すると、8番パー4ではイーグルをマークするなど、前半を4アンダーでハーフターン。さらに雨脚が強まったバックナインでは、多くの選手スコアを落とす中で3バーディ、ノーボギーと安定したプレーを見せて、1イーグル、7バーディ、1ボギーでホールアウト。後続に3打差をつけて、今季2勝目に向けて好位置につけた。

　ここ2試合連続でトップ10入りを果たしている渡邉彩香は、トップタイから出ると2バーディ、2ボギーのイーブンパー72とスコアを伸ばすことができなかったが、通算4アンダー単独2位で週末へ。通算3アンダー単独3位にはイ・ミニョン（韓）、通算2アンダー単独4位には比嘉真美子がつけている。

　4番でホールインワンを達成した鈴木愛は1アンダー71でラウンドし、川岸史果、テレサ・ルー（台）、藤田さいき、永峰咲希と並んで5位タイ。トップタイから出た申ジエ（韓）は、6オーバー78と崩れ、通算2オーバーで有村智恵、大山志保らと15位タイに後退している。ディフェンディング・チャンピオンの李知姫（韓）は通算7オーバー62位タイで予選落ちとなっている。