米国時間4日、ライダーカップ（現地時間28日～30日／フランス／ル・ゴルフナショナル）の米キャプテンを務めるジム・フューリックが、タイガー・ウッズ、フィル・ミケルソン、ブライソン・デシャンボーを選出した。

　また、追加の副キャプテンも発表。デービス・ラブとスティーブ・ストリッカーは既に決まっていたが、新たにザック・ジョンソン、マット・クーチャーそしてデビッド・デュバルが選ばれた。

　デュバルと言えば元世界ランク1位、米男子ツアー通算13勝、2001年全英オープン覇者、2000年にはウッズと組んで静岡県の太平洋クラブ御殿場コースで開催されたワールドカップに出場した。

　シード権を失っているデュバルは、推薦などで出場できる試合には参戦しているが（今季は5試合）、成績は残せていない。どちらかというと、ここ数年は米ゴルフチャンネルの解説者として活躍しており、選手たちを分析している。

　副キャプテンに選ばれた46歳のデュバルは「驚いている」が、チームを支える自信はある。「メンバーについては、ジム、デービス、ザック、クーチャーと同じくらい知っている。いつも解説で話しているし、インタビューもしている。フィールド外から見ていることで分かることもある。ペアリング決めに良い意見を出せると思う」。

　ウッズはもともと副キャプテンとしてライダーカップに出場する予定だったが、プレーヤーとして選出されたため、かつてライバルと呼ばれたデュバルが選ばれたと予想される。1999年、2002年と米国選抜として戦った経験、客観的に選手たちを見れる能力、実践感覚はもしかしたら薄れているかもしれないが、デュバルが偉大な選手であることに変わりはない。

　今季メジャー2勝のブルックス・ケプカ、世界ランク1位のダスティン・ジョンソン、若手のジャスティン・トーマスやジョーダン・スピースらに加え、強力な先輩たちがチームを支えてくれる。今年のライダーカップもエキサイティングになること間違いなしだ。