レッスン
テレサ・ルーのスエーを防ぐためのドリル
2018年7月6日(金)午前11:43
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飛距離を伸ばすために大事なこと。それは、バックスイングでしっかりエネルギーを溜めて、インパクトでそのエネルギーを放出することです。それを実現するために私が最も注意しているのは、バックスイングで体が右サイドに流れない(スエーをしない)ように意識することです。
体の動きを意識するだけでは右サイドへの流れが止まらないというときは、バックスイングで左ヒザが内側に入らないように(左ヒザを正面に向けておく)意識します。そうすれば、下半身がビタッと決まるので、体の揺れが収まるようになるはずです。
また、スエー防止のために、私がいつもやっているドリルがあるので紹介しましょう。
やり方は簡単です。右足カカトの下にボールを置き、そのボールを踏みながらスイングするというドリルです(写真①、②)。まずは、素振りをやってみて、体がグラグラしないでクラブを振ることができるようになったら今度はボールを打ってみましょう。
また、スエー防止だけでなく、トップからの切り返しで体重が左に乗り切らずに打ってしまう(同③)ということがなくなるので、インパクトでエネルギーを爆発させることができます(同④)。
つまり、より大きなパワーを溜めることが出来、それを目一杯解放することができるようになる一石二鳥のドリルというわけです。
それまで大きく体を揺さぶっていた人は、スイング中の動きがあまりにもコンパクトになるので違和感を覚えると思いますが、これが当たり前の動きです。飛ばし屋といわれるプロゴルファーでも、トーナメントで活躍している人はこれ以上大きな動きをすることはないのです。
飛距離アップだけでなく、正しいスイングを覚えるためにも、ぜひこのドリルをやってみてください。
テレサ・ルー
1987年10月13日台湾生まれ。本名は盧暁晴(ルー・シャオチン)。2006年米ツアー参戦時からテレサ・ルーを名乗る。11年から日本ツアーに専念。13年、日米共同開催のミズノクラシックで初優勝。大舞台に強く、日本女子オープン、日本女子プロ、LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップの3冠を達成。国内ツアー通算16勝。
【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2018/6/28発売号より転載)
体の動きを意識するだけでは右サイドへの流れが止まらないというときは、バックスイングで左ヒザが内側に入らないように(左ヒザを正面に向けておく)意識します。そうすれば、下半身がビタッと決まるので、体の揺れが収まるようになるはずです。
また、スエー防止のために、私がいつもやっているドリルがあるので紹介しましょう。
やり方は簡単です。右足カカトの下にボールを置き、そのボールを踏みながらスイングするというドリルです(写真①、②)。まずは、素振りをやってみて、体がグラグラしないでクラブを振ることができるようになったら今度はボールを打ってみましょう。
写真①
同②
やってみれば分かると思いますが、右足の下にボールを置くと、右への流れが完全に止まります。また、スエー防止だけでなく、トップからの切り返しで体重が左に乗り切らずに打ってしまう(同③)ということがなくなるので、インパクトでエネルギーを爆発させることができます(同④)。
同③
同④
つまり、より大きなパワーを溜めることが出来、それを目一杯解放することができるようになる一石二鳥のドリルというわけです。
それまで大きく体を揺さぶっていた人は、スイング中の動きがあまりにもコンパクトになるので違和感を覚えると思いますが、これが当たり前の動きです。飛ばし屋といわれるプロゴルファーでも、トーナメントで活躍している人はこれ以上大きな動きをすることはないのです。
飛距離アップだけでなく、正しいスイングを覚えるためにも、ぜひこのドリルをやってみてください。
テレサ・ルー
1987年10月13日台湾生まれ。本名は盧暁晴(ルー・シャオチン)。2006年米ツアー参戦時からテレサ・ルーを名乗る。11年から日本ツアーに専念。13年、日米共同開催のミズノクラシックで初優勝。大舞台に強く、日本女子オープン、日本女子プロ、LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップの3冠を達成。国内ツアー通算16勝。
【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2018/6/28発売号より転載)
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