国内女子ツアー第23戦 NEC軽井沢72ゴルフトーナメントは11日に開幕。近年稀にみる猛暑の今年も冷涼な長野県の軽井沢72ゴルフ 北コースを舞台に3日間の戦いが始まる。

　昨年覇者は笠りつ子。開幕からトップ10入り12回、上位争いを繰り広げながら未勝利と難しい状況が続いていたが、最終日前半のチャージでトップに立つと、その勢いのままにシーズン初勝利、ツアー4勝目を挙げた。この1勝をきっかけに同月のニトリレディスも制した笠はイ・ボミ（韓）とシーズン終盤まで熱い賞金女王争いを繰り広げた。

　今年は連覇を狙う笠の他、ホステスプロの原江里菜、前週ツアー初Vを達成した森田遥、賞金ランク1位のキム・ハヌル（韓）、同2位の鈴木愛、同3位のテレサ・ルー（台）が揃い踏みで出場する。普段は米ツアーに主戦場を置く横峯さくら、宮里美香、上原彩子、畑岡奈紗の4選手もエントリーしており、レベルの高い戦いが展開されそうだ。

　また同大会は新人の育成という大会の趣旨に基づき、プロ入り3年目までの選手を対象に「ルーキー･オブ･ザ・NEC軽井沢72賞」を設けている。先日の最終テストを勝ち抜き今大会でプロデビューを果たす勝みなみ、新垣比菜、ルーキーイヤーながら今年は海外メジャーも経験した川岸史果、昨年末の新人戦を制した髙橋恵ら若手の活躍にも注目だ。