18番でチップインの宮里は36位タイ D.カンが初優勝
2017年7月3日(月)午前11:17
米女子ツアーの今季メジャー第2戦 KPMG女子PGA選手権は現地時間1日、イリノイ州のオリンピアフィールドCCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。ダニエル・カン(米)が初のメジャー制覇を成し遂げた一方、宮里藍と野村敏京が36位タイとなっている。
前日「67」をマークし、27位タイに浮上した宮里は、1番からバーディを奪う好発進。しかし、3番、6番でボギーを叩き、1つスコアを落として前半を終える。迎えたサンデーバックナインでは、17番で痛恨のダブルボギーを叩いた直後の上りホールでチップインバーディを奪い、トータル3バーディ、3ボギー、1ダブルボギーの「73」でホールアウト。通算イーブンパーで現役引退表明後、初のメジャー大会を終えた。
また、宮里と同様に27位タイから出た野村は、1番からスコアを伸ばすが、直後でボギーを叩き、その後もバーディを奪えることなくホールアウト。トータル1バーディ、3ボギーの2オーバーで、通算イーブンパー36位タイに順位を落とした。
優勝は通算13アンダーまでスコアを伸ばしたカン。2日目から首位タイに立つ同選手は、17番のボギーでディフェンディング・チャンピオンのブルック・ヘンダーソン(カナダ)に並ばれるも、上りホールでバーディを奪取し、メジャー大会でツアー初優勝を飾っている。
1打差の単独2位にヘンダーソン、通算10アンダー単独3位にシェラ・チョイ(韓)。通算9アンダー4位タイにイ・ミヒャン、キム・セイヨン、エイミー・ヤンの韓国勢の3選手が続く。レクシー・トンプソン(米)とインビー・パークは、通算7アンダー7位タイ、前日「64」をマークした申智愛(韓)は3オーバー74と崩れ、通算5オーバー11位タイとなっている。
その他上位陣は、ロレックスランキング(女子世界ランキング)1位のリュウ・セヨン(韓)は通算4アンダー14位タイ。元世界女王のリディア・コ(ニュージーランド)は、この日も4オーバー75と大きく崩れ、通算5オーバー59位タイで今季のメジャー第2戦を後にした。