初の世界No.1をつかんだリュウ 上位5人はここ7年で最激戦
2017年6月29日(木)午後7:59
今週発表のロレックスランキング(女子世界ランキング)で初の世界No.1に輝いたリュウ・ソヨン(韓)。同郷の元女王・申ジエはリュウの経験値について言及した。
2010年に25週にわたってトップを守った申は「私は準備ができていなかった」と振り返る。「それは突然のことでした。どうやってハンドルを取れば? どうやったらそれを維持できるか? すべてがとても早く移り変わっていった」という。
「でもソヨンは違う。彼女は長い間ランキングの上位にいるし、とても経験豊かです。彼女には一貫性があり、精神的にもポジティブ」と申。過去5年にわたり世界ランキングトップ10をキープする新女王にはその「準備」があったと分析した。
また同郷の親友でこちらも元女王のインビー・パークの存在をまじかで見続けられたことも大きかった。「インビーからたくさんのことを学んだ」とリュウ。「彼女は1位になっても行動を変えなかった。『私がNo.1よ』とふるまうこともなかった。彼女がどのように反応するかを見て、素晴らしいプレーヤーになる方法を学んだ」。
そのパークはリュウの課題を尋ねられ「すべての試合で優勝することはできないし、すべてをトップ5で終えることもできない。そこは基準を少し下げて自分自身のプレーをすること。多くの人の話を聞くのではなく自分でいること」と助言を送った。
ステイシー・ルイス(米)も「リュウは偉大な選手、偉大な競争相手」とし、「彼女の1位を見るのは驚きではない。時間の問題だったと思う」と戦友を称える。
だがその一方でルイスはこれが「絶対的な1位になるとは思っていない」とも語った。それもそのはず。現在1位のリュウから5位のチョン・インジ(韓)までのポイント差はわずかに1.68ポイント(米国時間6月27日付)。これはここ7年間で一番接近した数字だ。「これからしばらくはシャッフルされ続けていくと思う」(ルイス)。
果たしてリュウはどれだけの期間、No.1を保持することができるだろうか。