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海外男子

タイガー本領発揮! 1打差2位タイに浮上

2008年6月14日(土)午後2:50

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 タイガー・ウッズ(米)が本領を発揮。メジャー14勝目に照準を合わせた。

 今季メジャー第2戦、第108回全米オープン第2ラウンド(現地時間13日、カリフォルニア州サンディエゴ、トリーパインズGC)は前日よりも風が強く、コースの難しさに拍車がかかった。そんな中、1オーバー19位タイでスタートしたタイガーも例外ではなく、出だしの10番で3パットのボギー。12番もパーパットを外して嫌なムードに包まれた。

 だが、第1ラウンドからティーグラウンドが下げられ、614ヤードと距離が長くなった13番パー5。約3メートルに2オンするとイーグルを奪い、一気に息を吹き返した。16、17番では連続ボギーを叩いたものの、ハーフターンすると人が変わったようにパットが入った。

 1番パー4ではティーショットが右の木の根元、スタンスはカート道という難しい第2打をグリーンに乗せてバーディ。2番で約6メートル、4番では約7.5メートルと次々に長いバーディパットをぶち込んだ。通算イーブンパーまでスコアを戻し、右手を握り締めて力強いガッツポーズまで飛び出した。

 さらに5番で約5.5メートルの下りのバーディパットを沈め、アンダーパーに突入。9番もバーディを獲り、後半は5アンダー30でラウンドした。この日は3アンダー68で回り、通算2アンダーでフィニッシュ。ロッコ・メディエート(米)、ロバート・カールソン(スウェーデン)と並び、首位のスチュアート・アップルビー(豪)に1打差の2位タイと絶好の位置につけた。

 一方、同じ組でプレーしたフィル・ミケルソン(米)は対照的なプレーぶり。バッグの中から第1ラウンドに続いてドライバーを抜き、ウェッジが5本という思い切ったクラブセッティングで気合十分だった。

 だが、難しいパーパットを決めてしのいでいたのは最初の4ホールだけ。14番でボギーとすると、15番、17番とボギーが重なった。18番で何とかバーディを奪うも、後半に入るとさらにショットが乱れた。ラフからの攻めにも強引さが目立ち、4オーバー75で通算4オーバー35位タイに後退。地元で悲願の大会初優勝を目指したが、最大のライバルが上位にいることでかなり苦しくなった。
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