比嘉、日本勢最高も上位浮上ならず 18歳レクシー圧勝!
2013年10月13日(日)午後5:20
18歳のレクシー・トンプソン(米)が大差の圧勝を飾る中、20歳の比嘉真美子のサンデーチャージは不発に終わった。
米女子ツアーのアジアシリーズ第2戦 サイム・ダービーLPGAマレーシア(マレーシア、クアラルンプールG&CC)は現地時間13日、最終ラウンドの競技を行い、前日に続き雷雨による中断を挟んだため進行が遅れたが全員がホールアウト。注目の比嘉は序盤の4番でバーディを先行させチャージを予感させたが、9番のダブルボギーで意気消沈。結局最終日は3オーバー74とスコアを崩し、通算1アンダー32位タイに順位を下げ4日間の競技を終了した。
日本勢の中では最上位。とはいえ2日目に6位タイと上位争いに顔を出していただけに3日目、4日目のプレーには本人も納得していない。この貴重な経験を糧に今後「世界で通用するプレーヤー」を目指すつもりだ。
一方、アメリカ常駐組も平凡な成績に終わっている。エース・宮里藍は肝心のパットが決まらず3バーディ、5ボギーと出入りの激しいゴルフで2オーバー73。通算イーブンパーは前日から5つ順位を下げ36位タイで終戦。宮里美香は前半最後の18番でダブルボギーを叩いて失速、後半は2つバーディを奪いイーブンパー71にスコアをまとめたが、通算1オーバーは39位タイに終わっている。
また、有村智恵は15番パー3でトリプルボギーを叩くなどこの日も乱調。2バーディ、1ボギー、1トリプルボギーの2オーバー73と崩れ、通算13オーバー64位タイの下位に甘んじた。4日間を通してダブルボギー以上を6つ叩いたのが痛手だった。
優勝は単独トップからスタートし、この日も2つスコアを伸ばしたトンプソン。中盤の3連続バーディで他を引き離し、単独2位に入ったフォン・シャンシャン(中)に4打差をつける圧勝でツアー通算2勝目を挙げた。
その他上位陣は、通算12アンダー3位タイにスーザン・ピーターセン(ノルウェー)とイルヒー・リー(韓)が入り、通算10アンダー単独5位にエイミー・ヤン(韓)。ちなみに韓国人以外のチャンピオンが誕生したのは第4回大会にして初めてだった。