最新の世界ランキングでNo.1となったジョーダン・スピース（米）と全英オープン覇者のザック・ジョンソン（米）が現地時間18日に行われたメジャーリーグの試合で始球式を務めた。

　テキサス出身のスピースは地元のチームでもあるテキサス・レンジャーズの試合に、ジョンソンはシカゴ・カブスの試合に“登板"。サウスポーのスピースはジョシュ・ハミルトンに向かってストライク投球見せると、ジョンソンも高めに浮きはしたもののノーバウンドでキャッチャーミットに投げ込んで見せた。

　しかし、この始球式の裏にはある“戦い"が繰り広げられていた。ジョンソンは始球式前にスピースに対し、ツイッターを通じて「良い投球をした方が夕食をご馳走してもらうのはどうだ？」と提案。それに対しスピースは「君の投球がベースに届いたら驚きだよ」と反撃した。怖いもの知らずの22歳に対してジョンソンは「若者の考えだ。（キャディの）マイケル・グレラーにマウンドからアドバイスをもらってはいけないよ」とジョークを返す余裕もあったようだが、“対決"はスピースに軍配が上がったようだ。

　最終的にはチャリティー団体へ5,000ドル（約62万円）の寄付をすることで決着がついたようだが、普段とは違った形でファンを楽しませた。